『第45回サントリー学芸賞(芸術・文学部門)受賞(鷲谷花 著『姫とホモソーシャル』)』
鷲谷花 著『姫とホモソーシャル』が第45回サントリー学芸賞(芸術・文学部門)を受賞いたしました。
第45回サントリー学芸賞決定のニュースリリースは下記をご参照ください。
[2023年11月14日]『メラニー・ジョイ著『ヴィーガンとノンヴィーガンのためのコミュニケーションガイドブック』の正誤表を以下のページに掲載しました。』
メラニー・ジョイ著『ヴィーガンとノンヴィーガンのためのコミュニケーションガイドブック』の正誤表を以下のページに掲載しました。
読者の皆様ならびに、翻訳者の⽟⽊様に ご迷惑をお掛けしましたことをお詫び申し上げます。
[2023年9月27日]『2023年10月4日(水) トークイベント山家悠平×西亮太』
三鷹 UNITÉ
山家悠平×西亮太
「インターセクショナリティから考える文学と歴史」
山家悠平『生き延びるための女性史 遊郭に響く〈声〉をたどって』刊行記念
この度、山家悠平さんによる『生き延びるための女性史――遊廓に響く〈声〉をたどって』(青土社)が刊行されました。本書の刊行を記念して、遊廓を生きた女性たちの歴史を研究する山家悠平さんと、ポストコロニアル批評を専門とし、詩人でありノンフィクション作家の森崎和江のお仕事などに注目される西亮太さんとのトークイベントを行います。
山家さんが見つめる、遊廓でストライキをし、また遊廓を飛び出て、日記や小説を書く女性たち。また西さんが眼差す、英国ウェールズ南部の炭鉱でストライキをした女性たちや、森崎和江のような炭鉱や「からゆきさん」をテーマに描く女性たち。「近代」や「現代」と呼ばれる経験に響く〈声〉に耳をすませてみると、それらが今日のフェミニズムが投げかけるさまざまな問いやレイシズムの問題、環境問題などに密接に結びついていることがわかります。
今回のイベントでは、インターセクショナリティ(人種、階級、ジェンダー、セクシュアリティ、障害の有無など、さまざまな要素が絡み合う社会の権力関係と、そこで生じる差別や抑圧の実相を捉える概念)の観点から、文学や歴史に刻まれたテクストの世界を横断していきます。そこに響く多様な〈声〉に耳を傾けることは、ふだん何気なく過ごしている日常を問い直すきっかけになるはずです。
大学に限らない場で学びを耕すお二人の、小説や音楽活動などのさまざまな表現のかたちにもご注目ください。貴重な一夜をどうぞお楽しみに!
出演者 : 山家悠平 西亮太
開催日時 : 19:30~21:00 (延長の可能性あり)
*こちらのイベントは、イベント終了後、アーカイブ視聴が可能となります。
*視聴可能期間は 2023/10/4~2023/11/4 までの1か月間です。
入場料 : 1,100円
お問い合わせは三鷹UNITÉまで
以下、イベント詳細です。
https://unite-books.shop/items/650fafd28119e509c947938b
[2023年9月25日]『【復刊ドットコム】にて 在庫僅少フェア(期間限定)』
復刊ドットコムにて、詩と文学の専門誌『ユリイカ』、哲学から芸術まで幅広く網羅した思想誌『現代思想』を含む
全20タイトルを対象にした「青土社の在庫僅少フェア」を10月9日(月・祝)まで開催します。
売り切れ次第販売終了の商品もございますので、この機会にお早めにお求めください。
以下より、ご覧いただけます。
2023年9月15日(金) ~2023年10月9日(月)
ぜひこの機会にご覧くださいませ。
[2023年9月15日]『2023年7月26日(水) トークイベント石岡丈昇×藤原辰史』
恵文社一乗寺店
石岡丈昇×藤原辰史
「学問はスラムにあり ─ 空腹や呼吸、発汗から考える ─」
石岡丈昇『タイミングの社会学——ディテールを書くエスノグラフィー』刊行記念
この度、石岡丈昇さんによる『タイミングの社会学――ディテールを書くエスノグラフィー』(青土社)を刊行いたしました。本書の刊行を記念して、農業史や食の思想史を研究されてきた藤原辰史さんとトークイベントを行います。
『タイミングの社会学』は、フィリピン・マニラの貧困地区を舞台とするエスノグラフィーです。本書には、減量に励むも相手の都合で試合が延期、そして白紙になるボクサー、政府からの自宅の強制撤去通達を受け取るも、いつ本当に撤去が行われるのかわからないまま暮らす市民、雨の日の通勤のための乗り合いバスに、濡れた髪と落ちた化粧のまま乗り込む女性の姿などが描かれます。
かれらは、住まうため、働くため、食うために、いつまで待てばいいのかわからないタイミングを待ち、疲弊し、それでも絶えざる今を生きのびていきます。こうした細部との出会いとその描き方について、スラムから問う知のあり方を中心に語りつくします。
また本書は、生身の人間が空腹に耐えかねること、酸欠にならないよう呼吸すること、汗水を流して働くこと、といった生理学のレベルからエスノグラフィーを書くことにも挑戦しています。貧困や暴力、差別といった人間社会の問題を考えると同時に、生きものとしての人間のあり方も問うことを通して、歴史学や社会学の知をどのようにとらえ直すことができるのでしょうか。
フィールドも学問も時空を超えて縦横無尽に越境する、知の冒険となる一夜です。どうぞお楽しみに!
出演者 : 石岡丈昇 藤原辰史
開催日時 : 2023年7月26日(水) 19:00~20:30頃まで (18:30開場)
*本イベントはオンラインでの配信も行います。
オンラインでの視聴をご希望の方は、こちらよりお申し込みください。
(オンライン配信の受付は7/25の23:59に締め切らせていただきます)
入場料 : 1,500円
お問い合わせは恵文社一乗寺店まで
以下、イベント詳細です。
『2023年6月30日(金) 田中東子×石岡丈昇イベント&オンライン配信』
代官山蔦屋
田中東子×石岡丈昇 「壊れゆく社会のなかで、それでも希望の言葉を見出す」
この度、アンジェラ・マクロビ―著/田中東子監訳、中條千晴・竹﨑一真・中村香住訳『クリエイティブであれ――新しい文化産業とジェンダー』(花伝社)と、石岡丈昇著『タイミングの社会学――ディテールを書くエスノグラフィー』(青土社)を刊行いたしました。これら2冊の刊行を記念いたしまして、田中東子さん、石岡丈昇さんとともに刊行記念イベントを行います。
ファッション業界やメディア業界、デザイン業界など、「クリエイティブな産業」で働く人びとが、「成功者」のキラキラした働き方とともに見せつけられる「自由」で「自己実現」が叶う働き方。しかしその実は、多くの人びとがフリーランスとしてクライアントの顔色を窺い、マルチタスクを必死にこなしてなんとか日銭を稼いでいる――。このような労働環境について、フェミニズムの視点から批判的に論じた『クリエイティブであれ』。
暴力と貧困に晒される世界で、いつ自宅が政府による強制撤去の対象とされるかわからない。家族が離散し、仕事を失う可能性のある「Xデー」はいつなのか――。フィリピン・マニラのスラム街を舞台に、「タイミングの自己決定」を奪われ、待ち続け、そして疲労し、それでも明日を生きる人びとのサバイバルのありかたが描かれる『タイミングの社会学』。
これら2冊は、まったく違う世界を描いているようでいて、実はさまざまな共通点をもっています。そのキーワードは「エンパワメント」「クリエイティビティ」「起業家/アントレプレナー」「フェムテック」「レジリエンス」などなど……。私たちがどのような社会に生きているのか、これらのキーワードなどをもとに思考を紡ぎます。それぞれの現場でもやもやしながらも頑張り続けるみなさんとともに、言葉を取り戻すトークイベントです。どうぞお楽しみに!
出演者 : 田中東子 石岡丈昇
開催日時 : 2023年6月30日(金) 19:00~20:30(15分前より入場/接続可能です)
【参加条件】
イベントチケット予約・販売サービス「Event Manager」にて、いずれかの対象商品をご購入いただいたお客様がご参加いただけます。
お問い合わせは代官山蔦屋まで
https://store.tsite.jp/daikanyama/event/humanities/33766-1438460521.html
『第8回〈6社共同〉「世界のノンフィクションがおもしろい!!」フェア 全国100店舗超で開催中!』
今年で8回目を迎えました、6社共同企画(亜紀書房・紀伊國屋書店・作品社・青土社・白水社・みすず書房)
「世界のノンフィクションがおもしろい!!」フェアを5月下旬より開催いたします。
もう少し知りたい、でも専門書はむずかしい。
読み応えたっぷりのノンフィクション作品は、あなたの「知りたい」欲求を満たします。
人文、社会、文学、芸術、自然科学など既存のジャンルを超えた世界の「極上のエンタテイメント」を楽しんでみませんか?
本フェアは、全国100店舗以上で開催中です。twitterで店頭の様子や出品銘柄などの情報を随時更新いたします。
twitter : 世界のノンフィクションがおもしろい!!
ぜひ、お近くの書店さんへ足をお運びくださいませ。
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書店様向け注文書も二種、下記よりダウンロードできます。
・2023年度フェア注文書
・ベストセレクション注文書
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【開催書店一覧】
*開催期間は書店によって異なります。詳しくは各書店へお問い合わせください。
北海道 紀伊國屋書店札幌本店
北海道 北海道大学生協書籍部クラーク店
北海道 函館蔦屋書店
北海道 喜久屋書店小樽店
北海道 喜久屋書店帯広店
北海道 ジュンク堂書店旭川店
青森 ジュンク堂書店弘前中三店
宮城 未来屋書店石巻店
秋田 ジュンク堂書店秋田店
山形 こまつ書店西田店
山形 こまつ書店東根店
福島 鹿島ブックセンター
福島 ヤマニ書房ラトブ店
茨城 くまざわ書店取手店
茨城 リブロつくばキュート店
栃木 うさぎや自治医大店
栃木 うさぎや宇都宮駅東口店
栃木 八重洲ブックセンター宇都宮パセオ店
栃木 うさざや栃木城内店
群馬 文真堂ブックマンズアカデミー前橋店
群馬 戸田書店高崎店
群馬 文真堂ブックマンズアカデミー高崎店
群馬 未来屋書店イオンモール高崎店
群馬 文真堂ブックマンズアカデミー太田店
埼玉 ジュンク堂書店大宮髙島屋店
埼玉 紀伊國屋書店さいたま新都心店
埼玉 須原屋本店
埼玉 未来屋書店羽生店
埼玉 未来屋書店上尾店
千葉 丸善ユニモちはら台店
東京 三省堂書店神保町本店
東京 書泉ブックタワー
東京 往来堂書店
東京 誠品生活日本橋店
東京 スーパーブックスあおい書店春日店
東京 東京大学生協本郷書籍部
東京 くまざわ書店西新井店
東京 くまざわ書店錦糸町店
東京 くまざわ書店蒲田店
東京 八重洲ブックセンターアリオ葛西店
東京 東京大学生協駒場書籍部
東京 くまざわ書店東京オペラシティ店
東京 文禄堂早稲田店
東京 八重洲ブックセンタールミネ荻窪店
東京 文禄堂荻窪店
東京 ジュンク堂書店池袋本店
東京 くまざわ書店大泉学園店
東京 紀伊國屋書店吉祥寺東急店
東京 八重洲ブックセンターイトーヨーカドー武蔵境店
東京 くまざわ書店調布店
東京 くまざわ書店武蔵小金井北口店
東京 BOOKS隆文堂
東京 ジュンク堂書店立川高島屋店
東京 有隣堂セレオ八王子店
東京 東京都立大学生協南大沢店
東京 くまざわ書店桜ヶ丘店
神奈川 ACADEMIAくまざわ書店橋本店
神奈川 くまざわ書店相模原店
神奈川 文教堂溝ノ口本店
神奈川 有隣堂伊勢佐木町本店
神奈川 丸善横浜みなとみらい店
神奈川 ACADEMIA港北店
神奈川 八重洲ブックセンターイトーヨーカドー上永谷店
新潟 紀伊國屋書店新潟店
新潟 戸田書店長岡店
富山 紀伊國屋書店富山店
富山 ブックスなかだ掛尾本店
石川 うつのみや金沢香林坊店
石川 金沢ビーンズ明文堂書店
長野 書肆朝陽館
長野 大阪屋書店
岐阜 大垣書店岐阜高島屋店
岐阜 カルコス本店
静岡 谷島屋浜松本店
愛知 MARUZEN名古屋本店
愛知 三省堂書店名古屋本店
愛知 三洋堂書店杁中店
愛知 TOUTEN BOOKSTORE
愛知 くまざわ書店名古屋セントラルパーク店
愛知 くまざわ書店稲沢店
愛知 TSUTAYA いまじん白揚ウイングタウン岡崎店
愛知 豊川堂
愛知 正文館書店知立八ッ田店
京都 大垣書店京都本店
京都 大垣書店イオンモールKYOTO店
京都 大垣書店高野店
京都 ホホホ座
大阪 紀伊國屋書店梅田本店
大阪 MARUZEN&ジュンク堂書店梅田店
大阪 ジュンク堂書店近鉄あべのハルカス店
大阪 ジュンク堂書店上本町店
兵庫 ジュンク堂書店三宮店
兵庫 喜久屋書店神戸北町店
奈良 啓林堂書店奈良店
岡山 喜久屋書店倉敷店
広島 紀伊國屋書店広島店
広島 フタバ図書MEGA中筋店
広島 啓文社ポートプラザ店
広島 ジュンク堂書店広島駅前店
徳島 小山助学館本店
徳島 紀伊國屋書店徳島店
愛媛 愛媛大学生協城北書籍部
福岡 喜久屋書店小倉店
福岡 丸善博多店
福岡 紀伊國屋書店福岡本店
熊本 蔦屋書店熊本三年坂店
*開催期間は書店によって異なります。詳しくは各書店へお問い合わせください。
[2023年5月22日]
『2023年6月3日(土) トークイベント石岡丈昇×岸政彦×打越正行』
三鷹 UNITÉ
石岡丈昇×岸政彦×打越正行
「エスノグラフィー/生活史を書き、読む」
石岡丈昇『タイミングの社会学——ディテー ルを書くエスノグラフィー』刊行記念
石岡丈昇さんによる『タイミングの社会学――ディテールを書くエスノグラフィー』が5月下旬に刊行されます。
本書の刊行を記念して、石岡さんと同じく社会学者の岸政彦さんと打越正行さんとともに、エスノグラフィー/生活史を書くことと読むことについて、議論を重ねていただきます。
『タイミングの社会学』は、フィリピン・マニラの貧困地区を舞台とするエスノグラフィーです。例えば本書には、明日家を失うかもしれない――しかし本当に政府通達通り撤去が行われるのかすらわからない――人びとが登場します。「Xデー」がいつ来るのかわからず、自分自身で自分の予定を立てることができないまま、相手の出方を窺いながら日々を過ごし、疲労感だけが蓄積されていく……言ってみれば「タイミングの自己決定」を奪われる人びとのサバイバルのありかたがここに描かれていきます。
本書にはまた、エスノグラフィーの名著も多く紹介されています。地中海に浮かぶサルディーニャ島の住人や、ボリビアの先住民族、ブエノスアイレスの環境汚染地域で暮らす人びとの姿……それらを読み込むことは、マニラを生きる人びと、ひいては日本に生きる私たちのあり方を理解し、言葉をつくる営みに繋がっていきます。
フィールドで遭遇し、思考し、書き記し、またそれらを読み継ぐこと。ここにディテールから立ち上がる、社会学の理論と実践が浮かび上がるのです。
今回のイベントでは、沖縄を中心としたフィールドワークをすると同時に、『東京の生活史』(筑摩書房)や『沖縄の生活史』(みすず書房)などで、生活史をともに聞き書く実践を行ってきた岸政彦さんと、『ヤンキーと地元』(筑摩書房)で暴走族のエスノグラフィーを描き出しながら、沖縄の歴史や社会構造と暴力の問題を考えてきた打越正行さんをゲストにお迎えします。
まったく異なるフィールドで出会った人びとの経験が、どこか重ね合わされて浮かび上がってくるのはなぜなのか――。それぞれのエスノグラフィー/生活史の書き方や読み方について縦横無尽に語りつくす貴重な一夜となります。どうぞ奮ってご参加ください。
出演者 : 石岡丈昇 岸政彦 打越正行平
開催日時 : 17:00~18:30 (延長の可能性あり)
*こちらのイベントは、イベント終了後、アーカイブ視聴が可能となります。
*視聴可能期間は 2023/6/3~2023/7/3 までの1か月間です。
入場料 : 2,200円
お問い合わせは三鷹UNITÉまで
以下、イベント詳細です。
https://unite-books.shop/items/645caf9338b3a5002d15e4c4
[2023年5月12日]『2023年4月25日(火) トークイベント桑田学×藤原辰史』
代官山蔦屋
【オンライン配信(Zoom)】『人新世の経済思想史』(青土社)刊行記念 桑田学×藤原辰史トークイベント「経済と生態を同時に考える」
この度、桑田学さんによる『人新世の経済思想史――生・自然・環境をめぐるポリティカル・エコノミー』(青土社)を刊行いたしました。本書は、「経済」という考え方それ自体を問い直すユニークな思想史を、著者ならではの視点で紡ぎ出す一冊です。
「経済学」は貧富の差を拡大させ、人びとの暮らしを脅かしたり、あるいは人間のみならず地球や人間以外の生きものたちを傷つけ、環境を破壊したりすることにも確かに寄与してきました。本書はそうした「経済学」に問いを立て、「経済」の別様のあり方を提示します。
本書の大きなポイントは、経済について考えることと、環境(問題)について考えることは同根にあるということです。経済は本来的に人間中心主義ではありえません。動物や植物を食べ、化石燃料を燃やしてエネルギーを得なければ生きることがままならない私たちにとって、経済学は人間以外のものとともにあるものなのです。
本書の刊行を記念して、トークイベントを開催いたします。ゲストは、歴史学者の藤原辰史さんです。『分解の哲学』や『植物考』の著作とともに、「生産」や「消費」だけで捉えられない経済のあり方、植物と絡まり合う人間の経済のあり方について、思考を深めていきます。
出演者 : 桑田学 藤原辰史
開催日時 : 2023年4月25日(火) 19:00~20:30(15分前より入場/接続可能です)
【参加条件】
イベントチケット予約・販売サービス「Peatix」にて、いずれかの対象商品をご購入いただいたお客様がご参加いただけます。
【対象商品】
・イベント参加券 1,500円(税込)
・書籍『人新世と経済思想史』(青土社・3,080円/税込)+イベント参加券(1,300円/税込)+送料(500円/税込) セット 4,880円(税込)
お問い合わせは代官山蔦屋まで
https://store.tsite.jp/daikanyama/event/humanities/32348-1602540312.html
『2023年3月6日(月) トークイベント満薗勇×岩島史×小島庸平』
満薗勇×岩島史×小島庸平
「『輝く女性』の歴史をどのように描くのか」
『消費者をケアする女性たち——「ヒーブ」たちと「女らしさ」の戦後史』(青土社)刊行記念
この度、満薗勇さんの新刊『消費者をケアする女性たち——「ヒーブ」たちと「女らしさ」の戦後史』が発売されました。
巷に多くあふれている「女性目線」でつくられた商品やサービス。じつはこれらの多くは、「ヒーブ」と呼ばれる人びとによって生み出されてきたもの。
本書の主人公である「ヒーブ」たちは、男女雇用機会均等法が制定される以前から企業で活躍した女性たちでした。彼女たちの多くは高学歴で、企業初の女性管理職へと出世したひとも少なくありません。しかし彼女たちはそこで「男並み」に働くのではなく、仕事も家庭も両立させ、生活者として見出した「ケア」の視点を企業にどんどん取り込んでいくのでした。
ケアを家族のなかだけで賄うと、仕事が満足にできない――そうした壁にぶつかった彼女たちは、自身の当事者性をもって「消費者をケアする」商品やサービスのアイデアを生み出していきました。
本書は彼女たちが歩んだ軌跡をもとに、その知られざる現代史を記述するものです。
この刊行を記念してトークイベントを開催します。
出演は、著者の満薗勇さん、ゲストには岩島史さんと小島庸平さんをお迎えします。
『消費者をケアする女性たち』に加え、岩島史さんによる『つくられる〈農村女性〉――戦後日本の農村女性政策とエンパワーメントの物語』(有志舎)と、小島庸平さんによる『サラ金の歴史――消費者金融と日本社会』(中央公論新社)の読解を通して、戦後日本と「輝く女性」や「女性活躍」をめぐる歴史を繙いていきます。
どうぞお楽しみに!
出演者 : 満薗勇 岩島史 小島庸平
開催日時 : 19:00~21:00 (18:30オンライン開場)
開催場所 : オンライン配信
入場料
【配信参加】1,650円(税込)
【書籍つき配信参加】1,650円+満薗勇『消費者をケアする女性たち――「ヒーブ」たちと「女らしさ」の戦後史』2,420円(いずれも税込)※イベント後発送
【書籍つき配信参加】1,650円+岩島史『つくられる〈農村女性〉――戦後日本の農村女性政策とエンパワーメントの物語』5,280円(いずれも税込)※イベント後発送
【書籍つき配信参加】1,650円+小島庸平『サラ金の歴史――消費者金融と日本社会』1,078円(いずれも税込)※イベント後発送
お問い合わせはB&Bまで
以下、イベント詳細です。
https://bookandbeer.com/event/20230306_scj/
『井戸川射子『する、されるユートピア』重版決定』
井戸川射子さんの『この世の喜びよ』(講談社)が第168回芥川賞を受賞!
小社からは第24回中原中也賞受賞作の第一詩集『する、されるユートピア』を刊行しております。
この度の受賞を受けて重版が決定いたしましたので、ぜひこの機会にお手にとっていただけると幸いです。
[2023年1月19日]