21世紀に絶滅した生き物たち

-失われた種をめぐる10の物語-

トム・レイサン 著,的場知之 訳

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21世紀に絶滅した生き物たち

定価3,960円(本体3,600円)

発売日2026年8月17日

ISBN978-4-7917-7798-3

なぜ起こるのか、どう防げるか。命をめぐるノンフィクション
数百万年前に絶海の孤島に根をおろしたセントヘレナオリーブ、人間がもちこんだ外来種によって食べつくされたポリネシアマイマイ、人為的気候変動が原因で絶滅した最初の哺乳類と言われるブランブルケイメロミス、いまなお存在そのものが議論の対象になっているインペイカマドドリ、そして、ピンタゾウガメの「ロンサム・ジョージ」――

世紀の変わり目にはまだ確かに生きていた、これらの生き物たちは、なぜひっそりと地上から姿を消すという結末を迎えることになったのか。その種がもつ魅力的な歴史とその保全活動に奔走する人びとの姿が、「絶滅」とは何かを私たちに教えてくれる、命をめぐるノンフィクション。

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[目次]

はじめに

第一章 建築家の物語
………
マレーシアの微小巻貝の一種

第二章 失われた楽園
………
セントヘレナオリーブ 

第三章 三匹の巻貝の寓話
………
ポリネシアの樹上生巻貝の一種 

第四章 覆面の小鳥
………
ポオウリ(カオグロハワイミツスイ)

第五章 流浪の密航者
………ブランブルケイメロミス

第六章 夜の鳥
………クリスマスアブラコウモリ

第七章 走れ、フォレスト!
………
クリスマスフォレストスキンク

第八章 叫喚者(グリタドール)
………アラゴアスマユカマドドリ
………インペイカマドドリ

第九章 ガラパゴスの亡霊
………ピ
ンタゾウガメ

第一〇章 ポトシの眼
………カタリーナパプフィッシュ

エピローグ 

謝辞

原注と参考文献

訳者あとがき

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[著者]トム・レイサン(Tom Lathan)
イングランド南東部のケント州在住の作家・ジャーナリスト。『ガーディアン』、『フィナンシャル・タイムズ』、『タイムズ・リテラリー・サプリメント』などに寄稿。ケント野生生物保護協会のボランティアとして、ウェスト・ブリーンおよびソーンデン・ウッズ自然保護区で進められている野生バイソンの英国再導入プロジェクトにも参加している。本書は初の著書であり、英国作家協会賞を受賞している。

[訳者]的場知之(まとば・ともゆき)
1985年大阪府生まれ。翻訳家。東京大学教養学部卒業。同大学院総合文化研究科修士課程修了、同博士課程中退。主な訳書にデイヴィッド・クォメン『生命の〈系統樹〉はからみあう』(作品社)、クレイグ・スタンフォード『新しいチンパンジー学』、ウェンディ・ウィリアムズ『蝶はささやく』、エルサ・パンチローリ『哺乳類前史』、ジョナサン・マイバーグ『空飛ぶ悪魔に魅せられて』(いずれも青土社)、ジャスティン・グレッグ『もしニーチェがイッカクだったなら?』(柏書房)、ダグラス・J・フツイマ『鳥はいかに進化しているか』(丸善出版)、リチャード・ローズ『生物学を進化させた男 エドワード・O・ウィルソン』(草思社)などがある。