商業誌デビュー10年・単行本10冊目刊行記念
「端切れ」を拾い、観察し、想像するというプロセスからpanpanyaのマンガは生成される。「寝入りばなにみる夢のよう」とも形容され、時に「ガロ系」をはじめとする日本のオルタナティヴ・コミックの水脈上に位置づけられるその仕事は、まるで終わらない自由研究のように拡大と深化を続けている。最新刊『商店街のあゆみ』の刊行に際し、拾い集められてきた「端切れ」たちを改めて見つめ直し、それらによって形成された架空の町の中でこれからも道に迷い続けるための地図を想像したい。
目次予定＊【インタビュー】panpanya（聞き手＝可児洋介）【往復書簡】panpanya×青柳菜摘【イラスト・マンガ】panpanya／飯島健太朗／犬のかがやき／kashmir／カシワイ／西村ツチカ／平方イコルスン【エッセイ】石山蓮華／おいし水／國澤博司／斎藤見咲子／渕野 昌／吉田雄平…【論考】荒岸来穂／石井美保／江永 泉／春日武彦／可児洋介／川崎公平／木下知威／雑賀忠宏／寺村摩耶子／トジラカーン・マシマ／中田健太郎／細馬宏通／本橋 仁／森田直子…【資料】坂本茜