定価3,740円(本体3,400円)
発売日2023年5月29日
ISBN978-4-7917-7554-5
デリダ自身によるデリダ入門の決定版
形而上学の脱構築を掲げ、思想界を席巻した哲学者が、自らその思考を語った初期の貴重な対談を収録。「差延」などの鍵概念からラカンやマルクス主義との関わりまで、デリダの真髄がここにある。
解説・藤本一勇
[目次]
はしがき
含蓄的からみあい アンリ・ロンスとの対談
記号学とグラマトロジー ジュリア・クリステヴァとの対談
ポジシオン ジャン=ルイ・ウードビーヌ、ギ・スカルペッタとの対談
原註
訳註
訳者あとがき
新装版へのあとがき
解説(藤本一勇)
[著者]ジャック・デリダ(Jacques Derrida)
フランスの哲学者。1930-2004年。主な著作に『エクリチュールと差異』、『散種』、『哲学の余白』(以上、法政大学出版局)、『声と現象』(ちくま学芸文庫)、『グラマトロジーについて』(現代思潮社)、『精神分析の抵抗』、『触覚、』(以上、青土社)などがある。
[訳者]高橋允昭(たかはし・のぶあき)
哲学者。1931-2000年。1970年、デリダの著作の本邦初訳となる『声と現象』(理想社)を刊行。単著に『デリダの思想圏』(世界書院)、主な訳書にデリダ『他者の言語』(編訳)、『哲学の余白』(共訳、以上、法政大学出版局)、ベルクソン『創造的進化』(共訳、白水社)などがある。