それを読むたび思い出す

三宅香帆 著

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それを読むたび思い出す

定価1,540円(本体1,400円)

発売日2022年2月4日

ISBN978-4-7917-7442-5

昨日、明日、明後日、そして、その先もずっと——本とともに生きる。
1994年生まれの気鋭の書評家による、初の自伝的エッセイ集。

幼かったときの言葉の記憶、地元・高知との距離感、京都で過ごした青春時代、東京で働きながら文章を書く日々。同世代の誰よりもたくさん本を読むこと。書くことと誰かの孤独に寄り添うこと。全篇書き下ろし。
挿絵・ながしまひろみ

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[目次]

まえがき

Ⅰ 地元
ついイオンに入ってしまう
救いの主はブックオフ
やさしい故郷
その私は違う私であるので
進路決定青春白書
日差しを浴びながら

Ⅱ 京都
春の歌
贅沢な時間
言葉の文化圏
鴨川日記
京都とぬるい肯定感
思い出す街、戻らない街

Ⅲ 読書
憧れのお年頃
読む風景は…
幸福な記憶
才能と音楽と『アマデウス』の恐怖
躊躇する途中
バスと短歌に憧れている
本という他者
ロールパンナちゃんの孤独

あとがき

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[著者]三宅香帆(みやけ・かほ)
1994年生まれ。高知県出身。書評家、作家。京都大学文学部卒業、同大学院人間・環境学研究科修士課程修了。天狼院書店(京都天狼院)元店長。大学院在学中の2017年、『人生を狂わす名著50』(ライツ社)で鮮烈なデビューを飾る。その後、『文芸オタクの私が教える バズる文章教室』(サンクチュアリ出版、2019年)、『副作用あります!? 人生おたすけ処方本』(幻冬舎、2019年)、『妄想とツッコミでよむ万葉集』(だいわ文庫、2019年)、『(読んだふりしたけど)ぶっちゃけよく分からん、あの名作小説を面白く読む方法』(笠間書院、2020年)、『女の子の謎を解く』(笠間書院、2021年)と、次々と単著を刊行している。現在は東京都在住。ユニークな視点と瑞々しい文体で、とくに若い読者から大きな支持を得ている。