ユリイカ2021年10月号 特集=円谷英二

-特撮の映画史・生誕120年-

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ユリイカ2021年10月号 特集=円谷英二

定価1,760円(本体1,600円)

発売日2021年9月27日

ISBN978-4-7917-0407-1

生誕120年
時代劇映画に新たな陰影を与え、航空機というスペクタクルを演出し、戦争映画の輪郭に携わった。戦後、「特技監督」という職掌を確立し、『ゴジラ』を本多猪四郎とともに監督する。そして『ウルトラマン』へ――特撮という営為に結実していく円谷英二の映画史を描きなおす。

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お詫び

『ユリイカ』2021年10月号「特集*円谷英二」の目次に誤植がございました。正しくは下記となります。

誤:航空をめぐるオマージュ
正:航空をめぐるイマージュ

著者の加藤夢三さまおよび読者のみなさまにはご迷惑をおかけしたことを心よりお詫び申し上げます。

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【目次】

特集*円谷英二――特撮の映画史・生誕120年

 

■インタビュー
「驚き」を創造する――円谷英二の感覚と技法 / 中野昭慶 聞き手・構成=馬場裕也

■歴史と現在
円谷英二が生み出した特技監督という職種 / 小中和哉
或る遺伝子の夢 / 田口清隆

■特撮の思考
「特撮」再考――円谷英二が担わざるを得なかったもの / 切通理作
幻想を具現化する――円谷英二の理想と方法 / 真鍋公希
円谷英二の特殊技術と映像ジャンルとしての「特撮」 / 坂口将史

■特殊撮影の技術哲学
技術は中立的か――円谷英二の美学とその臨界点 / 福嶋亮大
円谷英二の見た南洋――帝国の残映とゴジラ映画前史 / 猪俣賢司
災厄のなかの人びと――特殊技術・円谷英二による本多猪四郎監督作品について / 安 智史
航空をめぐるイマージュ――円谷英二と飛行機表象 / 加藤夢三

■円谷英二、映画史に現わる
円谷英二と東宝特殊技術課 / 佐藤利明
政岡憲三と円谷英二――アニメーションと特撮の接線 / 萩原由加里
円谷英二拾遺 / 鈴木聡司
特殊撮影技術と博物館・アーカイブ / 髙橋 修

■演技する特撮
表現史的に見た円谷=ゴジラ――その日本性 / 出口丈人
世界を模型にした芸術の系譜 / 松下哲也
円谷英二と児童映画――『ゲンと不動明王』を中心に / 志村三代子
「南極基地建設」鳥瞰虫瞰――『妖星ゴラス』徹底検証ことはじめ / 高鳥 真

■円谷英二再発見
無声映画としての特撮と円谷英二イズム / 満留浩昌
円谷英二という名の呪い / 白倉伸一郎
「円谷英二」の姿を探して。 / 内田裕基

■生きつづける“円谷”
特撮の神様が遺したもの――円谷三代物語 / 白石雅彦
円谷英二と実相寺昭雄――その形ならざる姿勢をつぐもの / 樋口尚文
円谷英二とテレビ、特撮の未来――そして「技術」は「文化」となった / 馬場裕也

■特撮の裔
作為的な演技。非作為的な記録。二つの交錯としての怪獣の死。 / 足立加勇
児童文化の中の円谷英二――「映画の魔術師」が滝ヶ森湖でウルトラマンに出会うまで / 森下 達
ゴジラが沖縄をめざすとき――円谷英二を遠く離れて / 柳井貴士

■映画人・円谷英二
円谷英二主要作品解題 / 藤原征生+近藤秀樹

 

■連載
私の平成史 20 / 中村 稔

■物語を食べる*9
家畜人は知性ある猿だとか(上) / 赤坂憲雄

■詩
パリ / 平田詩織

■今月の作品
鎌田尚美・井上美帆・茉莉亜・ショートパス・大竹尋也・澁澤 赤 / 選=和合亮一

■われ発見せり
小指の近所探検記 / 小指

 

表紙・目次・扉=北岡誠吾