定価2,860円(本体2,600円)
発売日2021年2月22日
ISBN978-4-7917-7352-7
#BlackLivesMatter――このスローガンが生まれるまで
アメリカで黒人女性として生きる経験とはいかなるものなのか。ブラック・ライヴズ・マター運動を牽引するクィア・フェミニストの口から語られる、人種主義の根本的問題。差別と偏見に抗う歴史を引き受けながら、あらたな公民権運動を展開するひとびとをめぐる、詩的で力強い半生記。
序文:アンジェラ・デイヴィス
解説:新田啓子
[目次]
序文 アンジェラ・デイヴィス
第Ⅰ部 見つけられる骨のすべてを集めて
はじめに 私たちはスターダスト
第1章 町は攪乱された
第2章 12
第3章 家系
第4章 無限大と結束
第5章 証人
第6章 世界に踏み出す
第7章 見つけられる骨のすべてを集めて
第2部 ブラック・ライヴズ・マター
第8章 ゼロ・ダーク・サーティ リミックス
第9章 至宝の愛
第10章 尊厳と力を今!
第11章 ブラック・ライヴズ・マター
第12章 襲撃
第13章 コール&レスポンス
第14章 #SAYHERNAME(彼女の名前を言え)
第15章 黒人たちの未来
第16章 テロリストと呼ばれて
訳者あとがき(ワゴナー理恵子)
解説――パトリースのブルース(新田啓子)
[著者]パトリース・カーン=カラーズ(Patrisse Khan-Cullors)
アーティスト、社会活動家。ブラック・ライヴズ・マター運動の共同創設者のひとり。
[著者]アーシャ・バンデリ(asha bandele)
ジャーナリスト、社会活動家。著書にThe Prisoner's Wife: A Memoir(未翻訳)などがある。
[訳者]ワゴナー理恵子(Rieko Wagoner)
翻訳家。編訳書に、The Stories Clothes Tell: Voices of Working-Class Japan(Tatsuichi Horikiri著)がある。米国コネチカット州在住。
[解説者]新田啓子(にった・けいこ)
立教大学文学部教授。専門はアメリカ文学、文化理論。著書に『アメリカ文学のカルトグラフィ』(研究社、2012年)など。