江戸から見ると 1

田中優子 著

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江戸から見ると 1

定価本体1800円+税

発売日2020年10月22日

ISBN978-4-7917-7317-6

往還する思考、立ち現われる展望
江戸と現代を往還すると、世界はどのように見えるのだろう? 政治、経済、教育、文学、芸術芸能まで、多岐にわたって論じる。江戸研究から放たれる、133のコラム+余聞。

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[目次]

Ⅰ 2015年
戦争の足音/循環の回復を/沖縄からの問い/国家の宗教利用/経世済民の会社/よみ人知らずの哀歌/「平和」という包み紙/着物で考える自立/新しい自由/市民教育の時代/慰霊の日に寄せて/足もとを見よう/翁長知事の平和宣言/川開きの日に/無条件降伏したのは誰?/企業の社会貢献/核と生きる日本人/江戸の非戦/秋の狂歌/死者の想いとつながる/文理融合の時代/九・一一を思い出そう/日本初の春画展/普通の国をめざして/マララさんが教えてくれたこと/風の人/一葉の十三夜/人権から考える/布のちから/国際化・個性化/学生運動から生まれた大学/暴力の無効に向かって/建国大学とは何だったのか/一陽来復/師走の師

Ⅱ 2016年
西鶴と平和/「選択」能力が欠けている?/ヴェール論争/バス事故を乗り越えるために/歌会始/アジア人口爆発/働き方を変える/新しい男性像/選挙の争点/メディアの役割/インタースコア/介入はなぜ失敗するのか/琉球処分の日/自由を生き抜く実践知/祭りとスポーツの共通性/賭博/もの申す 通販カタログ/江戸のデザインとエンブレム/ジャーナリズムを考える/自主規制か戦いか/落語の知性/MIYAKE ISSEY/おうむがえし/しつけ/始末が大事/経済と戦争/国民投票の危うさ/「家」意識/巨大都市/ネーチャー・オブ・シングス/象徴の主体的創造/祈りの場所/SEALDs解散/もう一度「苦海浄土」/ゴジラの今/父親を楽しむ/日本語が世界語になる日/働きながら学ぶためには/歌は文学である/次の時代をつくる経費は?/高齢者として考える/権力と助言者/乗り遅れた日本/小田野直武/斟酌の力/戦争回避が目標/ジャーナリスト後藤健二

Ⅲ 2017年
江戸の正月/赤松小三郎のこと/トランプ氏と「徳」/能という日本文化/元号のゆくえ/建国と建学/あいまいさを受け入れること/つぶやきの国/デュアルユース/現代の国際通用性/わたくしする/愛国/小人を遠ざけよう/トップは象徴か?/安全と安心/強さとは何か/明治一五〇年の「時間」/水族館劇場/人権の重さ/「もうひとつの国」への夢想/寒い夏/女たちの一揆/阿波の箱まわし/医より養生/乱は起きていなかった/ダイバーシティ/リードする人/三方一両損の深さ/椅子/ころも/二〇四〇年の世界と大学/終戦から七二年/オリパラに思う/高齢者の心得/現場/性別の無い世界/真ん中の人々/落とし穴か隠れみのか/失敗を振り返る/読書/選挙/アバターの社会/春の城/沖縄を知ろう/資格か信用か/しあわせの経済/日本問答/夕張の挑戦/「伝統」という言い訳/横綱の品格/もどき

Ⅳ 余 聞
変えられるものを変えよう/江戸に新しい物語を/江戸の庶民に学ぶ、生きた経済学/江戸は恋で溢れていた?/いい男の条件

 

あとがき

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[著者]田中優子(たなか・ゆうこ)

1952(昭和27)年神奈川県生まれ。法政大学総長。江戸文化研究者。法政大学文学部卒業、同大学院人文科学研究科博士課程満期退学。法政大学社会学部教授、社会学部長を経て、現職。江戸文化を論じた著書多数。『江戸の想像力』で1986年度芸術選奨文部大臣新人賞(評論その他部門)を受賞、『江戸百夢』で2000年度芸術選奨文部科学大臣賞(評論その他部門)と2001年サントリー学芸賞(芸術・文学部門)を受賞。2005年紫綬褒章受章。『毎日新聞』紙上でコラム「田中優子の江戸から見ると」を、『週刊金曜日』誌上でコラム「風速計」を連載している。