ハイデガーとラカン

-精神分析の純粋基礎としての否定存在論とトポロジー-

小笠原晋也 著

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ハイデガーとラカン

定価4,620円(本体4,200円)

発売日2020年1月25日

ISBN978-4-7917-7248-3

精神分析はどのように実践し得るのか?
ハイデガーとラカンの思考は、次の三つの問いをめぐって展開されている、と言うことができるだろう。存在の歴史において、否定存在論的孔穴は、いかに閉塞され、あるいは隠蔽されてきたか? だが、今や、いかにそのようなごまかしは不可能となってきているか? では、そのとき、我々はいかに生きることができるか? さらに、ラカンとラカン派精神分析家にとっては、第四の問い—実践的な問い—が措定される。そのような現代の状況において、「精神分析家である」とはいかなることであり得、精神分析家は精神分析をいかなるものとして実践し得るか?それらの問いを、本書において問うていく。