定価2,640円(本体2,400円)
発売日2019年9月25日
ISBN978-4-7917-7221-6
小さな世界の大きな宇宙
懐かしさと幸せに満ちた絵本の奥深い森をさまよいつつ、生命を活気づける「絵本の力」の源泉を探求する――。絵本作りの第一人者・ファンタジーの先達の瀬田貞二の偉大な足跡をたどり、絵本の可能性の中心に迫る。
[目次]
Prologue
はじまりの絵本
1.
大男と一寸法師
2.
見ることの悦び――図鑑と絵本
3.
リリパットの絵本
4.
光と影のドキュメント――「復刻絵本絵ばなし集」が語るもの
5.
コドモノクニの夢――一九四〇年代の絵本から
6.
世界はとけてバターになる――「岩波の子どもの本」の多様性
7.
江戸の絵本作家たち――六〇年代の不思議なタイムトンネル
8.
旅のお仲間
あとがき
[著者] 寺村摩耶子(てらむら・まやこl)
大阪生まれ。明治学院大学文学部フランス文学科卒業。著書に『絵本の子どもたち』『絵本をたべる』など。絵本の翻訳に『どうぶつたちはしっている』(イーラ写真 マーガレット・ワイズ・ブラウン文)など。