ユリイカ2019年9月号 特集=クエンティン・タランティーノ

-『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』の映画史-

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ユリイカ2019年9月号 特集=クエンティン・タランティーノ

定価本体1400円+税

発売日2019年8月27日

ISBN978-4-7917-0374-6

最新作『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』8月30日公開!
タランティーノが新たに選んだ題材は文字どおり、ある時代のハリウッドを舞台としたものだった。1960年代後半、狂騒の、おぞましい事件とその周囲を彩るハリウッドスターたちの物語――チャールズ・マンソン・ファミリーによるシャロン・テート殺害事件……。融通無碍の歴史作家はハリウッドの事件作家となるのか、レオナルド・ディカプリオとブラッド・ピットという二大スターを迎え、華麗なる世界はそのきらびやかさのままに反転される。

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【目次】

 

特集*クエンティン・タランティーノ――『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』の映画史

 

■インタビュー
一九六九年のハリウッド――あるいは……失われた純真 / クエンティン・タランティーノ 聞き手・構成=若林ゆり

■『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』の風景
タイトルの不思議 / 須藤健太郎
さらけ出されたパーソナリティ――クエンティン・タランティーノの純真 / 若林ゆり

■ふたりのスター、あるいはスターとその分身
最良の共演をめぐって / ブラッド・ピット+レオナルド・ディカプリオ 聞き手・構成=猿渡由紀
レオナルド・ディカプリオと白い花――(悪の)スター誕生 / 田村千穂
タランティーノのキャスティング術――ブラッド・ピットと再帰するキャラクター群 / 南波克行

■対談
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』は勝った負けたの話ではない――タランティーノと歴史性 / 蓮實重彦 入江哲朗

■映画の条件=規則
ミラマックスの時代とは何だったのか――タランティーノと一九九〇年代アメリカ映画 / 入江哲朗
デジタル技術時代のフィルム作品――クエンティン・タランティーノの映像の場所をめぐって / 中路武士
映画の死亡証明 / 河原大輔

■アメリカの問い
消えたアメリカ黒人――『イングロリアス・バスターズ』と〈なりすまし(マスカレード)〉のポリティクス / 飯岡詩朗
「デュマは黒人だ」――『ジャンゴ 繫がれざる者』における奴隷制度とその外部 / 高村峰生
タランティーノの西部劇映画開拓史――『ジャンゴ 繫がれざる者』と『ヘイトフル・エイト』 / 川本 徹

■ファイナル・ガールの闘争
どこにでもある話 / 渥美喜子
破壊神創造――二一世紀のクエンティン・タランティーノ監督作品における「フェミニズムのフェティシズム」 / 鷲谷 花
虚構と暴力――男らしさのパルプ・フィクション / 北村紗衣
過去を逃れて――『デス・プルーフ』再考 / 小野智恵

■撃つ、斬る、擦る
予想外を愛せ / 小林勇貴
タランティーノくらいレンタルしとかなきゃなんて――レア・グルーヴとしての『ジャッキー・ブラウン』再発掘 / 冨塚亮平
上/下からの視線をめぐって――タランティーノ小論 / 長濱一眞
『キル・ビル』の孤独――フランケンシュタインと花嫁(ザ・ブライド) / 石川義正
マーヴィン・ナッシュの耳なしファントム・ダンスホール / 西田博至

■QT and Critic
クエンティン・タランティーノ主要監督作品解題 / 伊藤弘了

■私が出会った人々*45
故旧哀傷・加藤周一 / 中村 稔

■詩
ワイルドピッチの作法 / 高山羽根子

■今月の作品
上杉健太郎・白神つや・白水ま衣・ゆずりはすみれ・スズキあおぞら / 選=水無田気流

■われ発見せり
私の東京 二〇一九年 夏 / カナイフユキ

表紙写真 cover photo = 『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』8月30日全国公開
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント