定価1,980円(本体1,800円)
発売日2019年12月24日
ISBN978-4-7917-7196-7
弁護士としての師・中松澗之助、偉大な俳人・加藤楸邨、戦後文学の旗手・中村眞一郎など、中学・一高の同級生をはじめ、文学上の先輩や同輩、援助者、依頼者として知った経営者など、筆者が特に敬愛した多彩な十一人の風貌、人格を偲び、
哀惜の情にあふれた筆致で描いた回想集。
[目次]
中松澗之助
平本祐二
米川丹佳子
谷山輝雄
信木三郎
水野健次郎
高岡久夫
大岡 信
白井健三郎
中村眞一郎
加藤楸邨
後 記
[著者]中村稔(なかむら・みのる)
一九二七年、埼玉県大宮生まれ。詩人・弁護士。一高・東大法学部卒、『世代』同人。一九五〇年、書肆ユリイカから詩集『無言歌』を処女出版。詩集『鵜原抄』(高村光太郎賞)、『羽虫の飛ぶ風景』(読売文学賞)、『浮泛漂蕩』(藤村記念歴程賞)、『言葉について』(現代詩人賞)、伝記『束の間の幻影 銅版画家駒井哲郎の生涯』(読売文学賞)、自伝『私の昭和史』(朝日賞、毎日芸術賞、井上靖文化賞)ほか、著書多数。