ワンダーウーマンの秘密の歴史

ジル・ルポール 著,鷲谷花 訳

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ワンダーウーマンの秘密の歴史

定価本体3200円+税

発売日2019年12月21日

ISBN978-4-7917-7177-6

ワンダーウーマンは、当初から学術的知見に基づくキャラクターだった。しかし、それを知る者はいない……
彼女は、20世紀初頭の「第一波フェミニズム」と1970年代の「第二波フェミニズム」の間のミッシング・リンクなのか? また、当時のアカデミズムとポピュラー・カルチャーの間の架け橋だったのか? 膨大で緻密な資料分析と関係者への綿密な聞き取り調査によって、原作者ウィリアム・モールトン・マーストンとその周辺を追い、ワンダーウーマンをめぐるもうひとつの歴史を明らかにする。

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[目次]

スプラッシュ・ページ

第1部 ヴェリタス
第1章 ハーヴァードはパンクハースト夫人を怖がっているのか?
第2章 アマゾンの独立宣言
第3章 ドクター・サイコ
第4章 ジャック・ケナードは臆病者
第5章 マーストン氏とマーストン夫人
第6章 実験的生活
第7章 機械が嘘つきを見つけ出し、不正直者を捕える
第8章 証言の研究
第9章 証拠能力なし

第2部 ファミリーサークル
第10章 女だけの島
第11章 女性反逆者
第12章 女性と新しい種族
第13章 ボイエット(男の子っぽい少女)
第14章 赤ちゃんパーティー
第15章 結婚の幸福
第16章 普通の人々の感情
第17章 疑惑の渦(いかさま師)
第18章 ヴィーナスと私たち
第19章 フィクションの家
第20章 いかさま公爵
第21章 女性による支配が事実として宣言される

第3部 パラダイス・アイランド
第22章 スプリーマ
第23章 麗しきことアフロディテのごとし
第24章 ジャスティス・ソサイエティ・オブ・アメリカ
第25章 ミルク不正
第26章 歴史上のワンダーウーマン
第27章 苦難のサッフォーよ!
第28章 スーパー教授
第29章 コミックブックの脅威
第30章 みんなに愛を

エピローグ 偉大なるヘラよ! われは復活せり!

あとがき ハイド氏発見装置

出典及び謝辞

コミックス索引

原 註

 

訳者あとがき

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[著者] ジル・ルポール JILL LEPORE
ハーヴァード大学歴史学教授。専門はアメリカ合衆国史。雑誌『ニューヨーカー』のスタッフライターも務める。本書のほかに、ベンジャミン・フランクリンの妹ジェーン・フランクリンの評伝Book of Ages: The Life and Opinions of Jane Franklin (2013) など、アメリカ合衆国史に関する多数の著作を発表している。

[訳者] 鷲谷 花(わしたに・はな)
大阪国際児童文学振興財団特別専門員。専門は映画学、日本映像文化史。共編著に『淡島千景――女優というプリズム』(青弓社、2009年)。その他、雑誌『ユリイカ』等に批評を寄稿。近年は昭和期の幻灯(スライド)に関する調査研究及び、幻灯機を用いた上映活動にも取り組んでいる。