回想の伊達得夫

中村稔 著

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回想の伊達得夫

定価本体1800円+税

発売日2019年6月22日

ISBN978-4-7917-7176-9

伊達得夫とは何者であったか
戦後の混乱期、神田の露地裏の木造二階建てのビルにもぐりこみ、自死した原口統三の遺著を出版して出発、不遇の稲垣足穂を愛しながら、窮乏に耐え、無名の若い詩人たちの詩集を次々に刊行し、戦後詩が始まる場所を確立した、特異な出版人・伊達得夫。彼の優しい心と陰影に富んだ人格の謎、不滅の業績を、親交のあった著者が情感豊かに解き明かす。

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【目次】

第一部
(一)『二十歳のエチュード』
(二)書肆ユリイカ
(三)『戦後詩人全集』と詩誌『ユリイカ』
(四)稲垣足穂と伊達得夫


第二部
(一)生立ち・結婚・上京
(二)京都大学の伊達得夫
(三)「風と雁と馬蓮花」


後記

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[著者] 中村稔(なかむら・みのる)

一九二七年、埼玉県大宮生まれ。詩人・弁護士。一高・東大法学部卒、『世代』同人。一九五〇年、書肆ユリイカから詩集『無言歌』を処女出版。詩集『鵜原抄』(高村光太郎賞)、『羽虫の飛ぶ風景』(読売文学賞)、『浮泛漂蕩』(藤村記念歴程賞)、『言葉について』(現代詩人賞)、伝記『束の間の幻影 銅板画家駒井哲郎の生涯』(読売文学賞)、自伝『私の昭和史』(朝日賞、毎日芸術賞、井上靖文化賞)ほか、著書多数。