ユリイカ2019年6月号 特集=「三国志」の世界

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ユリイカ2019年6月号 特集=「三国志」の世界

定価本体1400円+税

発売日2019年5月27日

ISBN978-4-7917-0367-8

特別展「三国志」7月9日~開催!!
「正史」とも異なる、発掘された「三国志」が日本に訪れる。大きなニュースとなった曹操の陵墓(曹操高墓)の発見(埋葬品も特別展「三国志」には展示される)は「三国志」を強く現実に引きつけた、歴史とフィクションの境界を問うこれまでの「正史」と『三国志演義』の対比から、史実との照応を超えて、いま新たに「三国志」を読みなおす。

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【目次】

■私が出会った人々*42
故旧哀傷・宗左近 / 中村 稔

■詩
雨とランプ / 久石ソナ

 

特集*「三国志」の世界

 

■徹底討議
世界認識としての「三国志」 / 金文京 福嶋亮大

■「三国志」列伝
諸葛亮の思想と『春秋左氏伝』 / 渡邉義浩
曹操の戦いとかれの兵法 / 石井 仁
関羽の知られざる物語――「関帝聖蹟図」を読む / 伊藤晋太郎
呂布 「最強」への道程 / 竹内真彦

■歴史的事実としての「三国志」
花の色は / 江森 備
志から見える三国志の世界 / 幾喜三月
考古遺物が切り開く三国志の新時代 / 市元 塁
陳寿と習鑿歯――ある皇帝の死と歴史記述 / 田中靖彦
諸葛亮孔明の月俸と財産 / 柿沼陽平

■『三国志演義』の諸相
横山光輝『三国志』はなぜネット世代にもウケているのか / 原 寅彦
ただのオタクの「三国志」 / カレー沢薫

ジェンダーの視座から見た貂蟬の描かれ方 / 仙石知子
黄蓋の武器と生死に見る『三国志演義』の形成・発展史 / 上原究一
語り物と芝居のなかの「三国志」 / 後藤裕也
正史『三国志』と『三国志演義』の物語叙述について / 橋本陽介

■インタビュー
「叫べ、董卓討つべし! 」――天下三分系電子音楽家の計 / おもしろ三国志(聞き手=金田淳子)

■マンガ
三国志のれきしのれきし / 末弘
豊かで奥深い世界 / 杜康潤

■「三国志」は再話されつづける
SF三国志演義 / 立原透耶
流れよわが涙、と孔明が言ったような話 / 三方行成
明治娯楽物語と孔明 / 山下泰平
昭和の終わりの三国志ブーム――マンガ読者を中心に / 清岡美津夫
他にすることはないのですか――一九八五年の『三國志』 / 山本貴光
三国志映画の理想化された「中国」のイメージとセクシュアリティの表象――『定軍山』から『レッドクリフ』まで / 雑賀広海

■「三国志」の歩きかた
新しいファンのための「三国志」案内 / 袴田郁一


■今月の作品
白水ま衣・ムラサキ・高須賀真之・古屋朋・Resu / 選=水無田気流

■われ発見せり
実践的な哲学 / 渡辺一暁