新訳 不思議の国のアリス 鏡の国のアリス

ルイス・キャロル 著,,高山宏 訳建石修志

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新訳 不思議の国のアリス 鏡の国のアリス

定価3,960円(本体3,600円)

発売日2019年3月21日

ISBN978-4-7917-7150-9

天真爛漫な少女が遍歴する〈謎〉の王国、待望の「アリスの絵本」
全編に溢れ出る夢とファンタジーで、熱烈な読者を獲得する『不思議の国のアリス』。全世界のアーティスト、作家を挑発し続ける永遠の「ミューズ」アリスが遍歴する〈謎〉の王国とは――。21世紀のアリスを求め、新訳テクストと描き下ろし絵画でアリス世界を極める夢のコラボレーション。

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【目次】

不思議の国のアリス
第1章 うさぎ穴を落ちる 
第2章 涙の池 
第3章 コーカス競走と長い尾はなし  
第4章 うさぎはビルを呼びにやった 
第5章 イモムシは忠告した 
第6章 ブタとコショウ 
第7章 気がふれ茶った会 
第8章 クィーンのクーロケー試合 
第9章 似而海亀は語った 
第10章 ロブスターのカドリール 
第11章 だれがパイを盗んだか 
第12章 アリスは証言した 

鏡の国のアリス 
第1章 鏡のお家 
第2章 もの言う花の庭 
第3章 鏡の国の昆虫たち 
第4章 トゥィードルダムとトゥィードルディー 
第5章 羊毛と水 
第6章 ハンプティ・ダンプティ 
第7章 ライオンとユニコーン 
第8章 こりゃみどもが発明 
第9章 女王アリス 
第10章 ゆすぶって 
第11章 めざめて 
第12章 夢みたのはどっち 

訳者あとがき

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[著者] 高山宏(たかやま・ひろし)

1947年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。現在は、大妻女子大学副学長。著書に、『アリス狩り』シリーズ、『見て、読んで、書いて、死ぬ』、『近代文化史入門』『アレハンドリア』(『アリス狩りⅴ』)ほか多数。訳書に、ウィルフォード『道化と笏杖』、E・シューエル『ノンセンスの領域』、『オルフェウスの声』、M・プラーツ『ムネモシュネ』、R・L・コリー『パラドクシア・エピデミカ』ほか多数。

[美術] 建石修志(たていし・しゅうじ)

1949年東京生まれ。1972年東京芸術大学美術学部VD専攻卒業。

『凍結するアリスたらの日々に』に始まる鉛筆による作品、『標本箱の少年』に始まる油彩・テムベラの混合技法による作品、箱によるオブジェ、コラージュの作品制作と並行して、中井英夫、久世光彦、皆川博子など小説の挿画、また、書籍の装丁は400冊を数える。
『凍結するアリスたちの日々に』『leaf/poetry-紙片の狭間に』などの画集、『鉛筆で描く』などの技法書。ほかに『月』『幸福の王子』などの絵本の仕事も多数手がける。