定価1,980円(本体1,800円)
発売日2019年1月25日
ISBN978-4-7917-7139-4
ヒラノ教授がどうしても伝えたかったこととは――
研究者人生、学内の政治闘争、教育の問題……。「工学部」は一般社会とは少し違った常識で、少し変わった人たちがうごめいている。工学部の語り部として、大学内の秘境「工学部」の裏も表もあばいてきた著者による、最後のメッセージ。シリーズ完結!
【目次】
1 万年助教授
2 四人の同僚
3 一般教育・統計学教授
4 人文・社会群主任
5 切れ者登場
6 二つの大鉱脈
7 学長補佐
8 一級市民
9 大学院重点化
10 研究科長
11 険しい道のり
12 離陸・片肺飛行・墜落
13 社会理工学研究科の解体
あとがき
[著者] 今野浩(こんの・ひろし)
1940年生まれ。専門はORと金融工学。東京大学工学部卒業、スタンフォード大学OR学科博士課程修了。Ph.D.工学博士。筑波大学助教授、東京工業大学教授、中央大学教授、日本OR学会会長を歴任。著書に『工学部ヒラノ教授』、『工学部ヒラノ教授の事件ファイル』、『工学部ヒラノ教授のアメリカ武者修行』(以上、新潮社)、『工学部ヒラノ助教授の敗戦』、『工学部ヒラノ教授と七人の天才』、『工学部ヒラノ名誉教授の告白』、『工学部ヒラノ教授の青春』、『工学部ヒラノ教授と昭和のスーパー・エンジニア』、『工学部ヒラノ教授の介護日誌』、『工学部ヒラノ教授とおもいでの弁当箱』、『工学部ヒラノ教授の中央大学奮戦記』、『工学部ヒラノ教授のはじまりの場所』、『工学部ヒラノ教授の終活大作戦』、『工学部ヒラノ教授の研究所わたりある記』(以上、青土社)、『ヒラノ教授の線形計画法物語』(岩波書店)など。