乱倫なパンダ、売春するペンギン、トイレで婚活するナマケモノ
アリストテレスからディズニー映画まで、人間が作った動物王国は間違いだらけ。イギリスの女性珍獣ハンターが、ビーバーの「睾丸」をかじり、カエルが原料の媚薬を飲み、ハゲワシと空を飛ぶために崖から身を投げ、嫌われ者たちの誤解を正し、人気者たちの裏の顔を暴く、前代未聞の驚きの動物エッセイ。R・ドーキンス大絶賛！

【目次】

序文

第一章　ウナギ

第二章　ビーバー

第三章　ナマケモノ

第四章　ハイエナ

第五章　ハゲワシ

第六章　コウモリ

第七章　カエル

第八章　コウノトリ

第九章　カバ

第十章　ヘラジカ

第十一章　パンダ

第十二章　ペンギン

第十三章　チンパンジー

終わりに

［著者］　ルーシー・クック（Lucy Cooke）

数々の受賞歴のあるブロードキャスター、映画監督。リチャード・ドーキンスの指導を受け、オックスフォード大学で動物学の修士号取得。BBC、ITV、ナショナルジオグラフックチャンネルの動物番組に多数出演。テレグラフ紙、ハフィントンポスト紙、ニューヨークタイムズ紙、ウォールストリートジャーナル紙にも寄稿している。前著「A Little Book of Sloth」はNYタイムズベストセラーになった。

[訳者]小林玲子（こばやし・れいこ）

国際基督教大学教養学部卒業。早稲田大学院英文学修士。訳書に『メスト・エジル自伝』（東洋館出版）、『ユリシーズを燃やせ』『クリエイターになりたい！』（共に柏書房）、『世界一おもしろい国旗の本』（河出書房新社）などがある。