定価2,200円(本体2,000円)
発売日2018年9月21日
ISBN978-4-7917-7106-6
モーツァルトがたった34クロイツァーで購入したペットのムクドリ
当日の支出簿には、ムクドリのさえずったメロディと「Das war schon!(美しかった!)」というコメントが記されていた。筆者がモーツァルトにならい、実際にムクドリを飼いながら書かれた愛ある一冊。
【目次】
前 奏 インスピレーションの群れ
第一章 シアトルのムクドリ
第二章 モーツァルトと音楽泥棒
第三章 招かざる客、予想外のすばらしい体験
第四章 ムクドリのおしゃべり
第五章 ウィーンのムクドリ
第六章 ムクドリはどうやって学んだのか
第七章 チョムスキーのムクドリ
間 奏 鳥とモーツァルトの時間の感覚
第八章 同じ羽を持ったものどうし
第九章 モーツァルトの耳と天球の音楽
終楽章 三つの葬儀と想像の翼
コーダ
献辞
参考文献
訳者あとがき
[著者] ライアンダ・リン・ハウプト(Lyanda Lynn Haupt)
アメリカのナチュラリスト、作家、エコ哲学者、講演者。これまでに、鳥をテーマにした著作が四冊あり、ワシントン州図書賞を受賞するなど、高い評価を受けている。
[訳者] 宇丹貴代実(うたん・きよみ)
翻訳家。訳書にスーザン・バリー『視覚はよみがえる』(筑摩選書、2010)、リジー・コリンガム『戦争と飢餓』(河出書房新社、2012)、『希望のヴァイオリン』(白水社、2016)、『ハヤブサ その歴史・文化・生態』(白水社、2017)など多数。