世界は美しくて不思議に満ちている

-「共感」から考えるヒトの進化-

長谷川眞理子 著

  • はてなブックマークに追加
  • LINEでシェア
  • Google+でシェア
世界は美しくて不思議に満ちている

定価本体1800円+税

発売日2018年9月19日

ISBN978-4-7917-7101-1

なぜ利他行動が進化したのか。
連綿とつづく進化史において、ヒトは近年、異常な状態に置かれている。70億人を超える世界人口、化石燃料を中心とした大量のエネルギー消費、IT技術の急速な進歩……。足りすぎているのに不足感を募らせよと迫りくる文明の行き着く果てとは? ヒトが長い時間をかけて進化させてきた「共感」をもう一度想い出し、次世代へとつなげるために、いま、立ち止まって考える。

line2.gif

【目次】

序 文明の先を見据える

Ⅰ 世界へ出る
情報過多と好奇心のゆくえ
人生は楽しいし、世界は美しくて不思議に満ちている
なぜ「若く」見られたいのだろう?
進化論から考える「心」の誕生
ダーウィンの淘汰による進化の理論
北極紀行、その一(フィールド篇)
北極紀行、その二(歴史篇)

Ⅱ ヒトを知る
ヒトの「はじまり」
ヒトは共同繁殖
利他の心の進化
進化心理学から考える「共感」
女性が閉経後も長く生きるわけ

Ⅲ 社会で生きる
生態学から考える「持続可能」な社会
行動生態学から考える「子どもの虐待」
進化生物学から考える「宗教」
ヒトの進化と現代社会

結 科学技術文明はどこへ向かうのか

おわりに
初出一覧

line2.gif

[著者] 長谷川眞理子(はせがわ・まりこ)

1952年東京都生まれ。人類学者。東京大学理学部卒業。同大学院理学系研究科博士課程修了。専門は進化心理学、行動生態学。イェール大学准教授、早稲田大学教授などを経て、現在、総合研究大学院大学学長・教授。野生チンパンジー、ダマジカ、野生ヒツジ、クジャクなどの研究を行ってきた。最近は、ヒトの進化、科学と社会の関係を研究課題に据えている。主な著書に『生き物をめぐる4つの「なぜ」』(集英社新書)、『ヒトはなぜ病気になるのか』(ウェッジ選書)、『動物の生存戦略』(左右社)などがある。