現代思想2018年6月臨時増刊号 総特集=明治維新の光と影

-150年目の問い-

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現代思想2018年6月臨時増刊号 総特集=明治維新の光と影

定価1,430円(本体1,300円)

発売日2018年5月15日

ISBN978-4-7917-1365-3

現代にまでつながる変革の深層に迫る!
明治維新から150年、「維新」という言葉はいまなお強い訴求力をもつ。だが、維新がどのような政治・文化・社会的過程であったのか、またその意義はどこに見出されるのか、歴史的評価はいまだ定まっていない。本特集では日本史・世界史・思想史の諸領域を跨ぎながら、明治維新研究の最前線を紹介する。維新は日本と世界に何を及ぼしたのか。

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【目次】

[討議]
姜尚中+成田龍一+須田 努 / 光と影/光は影――明治維新150年:重層化する歴史像

[インタビュー]
酒井直樹 / 近代世界のなかの明治維新――国民国家の始点と終点
キャロル・グラック[聞き手=成田龍一+坪井秀人] / 「戦後末」から維新を問う

[エッセイ]
大澤真幸 / 日本人はあの「革命」の敗者に共感している

[維新の重層性]
平野克弥 / 「明治維新」を内破するヘテログロシア――アイヌの経験と言葉
河西英通 / 戊辰戦争・明治維新一五〇年と東北

[世界史のなかの維新]
上田信 / 開港と開国

[維新とアジア]
羽根次郎 / ルジャンドル再考――明治における近代と中国
中野聡 / 「アジア主義」──記憶と経験

[いかに語られてきたのか]
奈良勝司 / 明治維新論の再構築に向けて
宮本司 / 竹内好と「明治一五〇年」――「明治維新百年祭」あるいは「民族」について