定価1,980円(本体1,800円)
発売日2018年4月21日
ISBN978-4-7917-7063-2
「ようやく、私の予想を超える命題が発見されたのですね」
150年が経っても未だ全貌が見えない、数学史上最大の難関「リーマン予想」。現代の日本人数学者が、19世紀ドイツにタイムスリップし、予想の“その後”を語り尽くす! 数学への愛がくれた、奇蹟の対話。
リーマン、驚く!
【目次】
はじめに
第一部 リーマン予想とは
序 章 出逢い
第一章 ゼータの起源
第二章 リーマン教授と複素数
第三章 リーマン予想と量子化
第二部 どれくらい未解決なのか
第四章 ヒルベルトからミレニアム問題へ
第五章 苦闘の歴史
第三部 解決に向けた道
第六章 セルバーグ・ゼータ関数
第七章 絶対数学
第八章 深リーマン予想
終 章 数学の地平
[著者] 小山信也(こやま しんや)
1962年新潟県生まれ。数学者。東京大学理学部卒業。東京工業大学大学院理工学研究科修士課程修了。専門は整数論、ゼータ関数論、量子カオス。現在、東洋大学理工学部教授。著書に『素数からゼータへ、そしてカオスへ』(日本評論社)、『ABC予想入門』(共著、PHP研究所)、『ゼータへの招待』(共著、日本評論社)などがある。