現代思想2018年5月臨時増刊号 総特集=石牟礼道子

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現代思想2018年5月臨時増刊号 総特集=石牟礼道子

定価本体1500円+税

発売日2018年4月5日

ISBN978-4-7917-1363-9

石牟礼道子の思想に迫る、追悼特集。
水俣に生きる人々の暮らしと病を見つめ続け、『苦海浄土』をはじめとする記念碑的作品を遺した石牟礼道子。その来歴と作品世界の広がりを再考し、追悼する。

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【目次】

[テクスト]
波と樹の語ること 
「我が国の回復を」

[初期未発表作品より]
フランソワ・ビョンの雪
一九六〇年のノートより
性愛について
新文化集団へ
地方が地方であるためには――光岡さんに
短歌と私

[インタビュー]
加藤登紀子 / 華やぐいのちを表現する

[討議]
栗原 彬+藤原辰史  化生(けしょう)の音を聴く

[エッセイ]
渡辺京二 / 誤解を解く
最首悟 / 無名集合名詞としての石牟礼道子
姜信子 / 葬るな人よ、冥福を祈るな
赤坂憲雄 / くだもののお礼は、その先へ
中村桂子 / 地方に暮らすお茶目でふつうの主婦
赤坂真理 / 「永遠」の一瞥に触れる
伊藤比呂美 / 『不知火』の声

[写真構成]
石内都 / 不知火の指(写真構成) 大きな歴史を書く指先――〈不知火の指〉を撮る(インタビュー)

[女たち 生きものたち]
雑賀恵子 / たじろぎ、あわいに立つものは
井上洋子 / 『苦海浄土』の円環構造――「ゆき女きき書」はいかにして語りだされたか
野田研一 / 大自然の歳時記――石牟礼道子の他者論的転回
金井景子 / 檄文と叙事詩の間に――石牟礼道子『苦海浄土』を読む

[霊性と芸能]

鎌田東二 / 「生類あはれ」の看取り人・石牟礼道子――歩き巫女 不知火背負ひて 黄泉帰る
佐藤岳晶 / 近代を超える「花」を求めて――石牟礼文学と伝統芸能の「再創造」

[不知火から彼方へ]
山内明美 / 苦海浄土と三月一一日の祈り
水溜真由美 / 石牟礼道子と「流民」
佐藤泉 / 果てなき負債の果て――石牟礼道子『苦海浄土』について
新城郁夫 / 石牟礼道子の沖縄――「耐え難いわからなさ」という始まり

[魂の未来のために]
除本理史 / 闘争から表現へ――水俣の地域再生と石牟礼文学
成元哲 / 福島の母親の声と響き合う石牟礼さんの言葉――書くことは言葉にならぬ声を聞くことだ

[附録]
略年譜/主要著作一覧


*クレジット
表紙・目次 写真:本橋成一