ウルフ・ボーイズ

-二人のアメリカ人少年とメキシコで最も危険な麻薬カルテル-

ダン・スレーター 著,堀江里美 訳

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ウルフ・ボーイズ

定価本体2400円+税

発売日2018年2月23日

ISBN978-4-7917-7050-2

アメリカでは発売前に映画化が決定!
危険すぎて、テキサス州の刑務所では禁書に!
少年たちはなぜ、かくも冷酷な暗殺者になったのか?
アメリカで1、2を争う貧しい国境の街ラレドに住む15歳の少年・ガブリエル。中学での成績は優秀で、フットボールではクォーターバックを務める人気者。将来の夢は弁護士になること——栄光が、この退屈な人生を満たしてくれるはずだった。アメリカン・ドリームに拒絶され、幼なじみの”バート”と闇の世界に足を踏み入れるまでは……。元WSJ【ルビ:ウォール・ストリート・ジャーナル】記者が、本人たちへのインタビューを含めた徹底的な取材によって見事に活写する、衝撃の犯罪ノンフィクション。

『ウルフ・ボーイズ』は私たちへの警鐘だ。我々が知っている気になっていた話題について徹底的に調べ、力強く描いた罪と罰の物語だ。ダン・スレーターはカルテルの暴力や麻薬戦争の現実を恐ろしいまでにくっきりと浮き彫りにしてみせた。――ギルバート・キング(ピューリッツァー賞受賞ノンフィクション作家)

まるでスリラー小説のようで、ブライアン・デ・パルマ監督の『スカーフェイス』を彷彿とさせる。――デイヴィッド・マレル(『一人だけの軍隊 ランボー』著者)

ここで描かれるのは二人の少年だ。彼らは貧しく、弱肉強食の世界に生まれ、富を手に入れようとして誤った道を選んでしまった。途方もないエネルギーと洞察によって書かれたアメリカの物語だ。――T・J・イングリッシュ(『マフィア帝国 ハバナの夜』著者)

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【目次】

プロローグ

第1部 愚直な働き者たち

 1 よそ者
 2 揺らめくろうそくの炎
 3 パパは麻薬関係
 4 気高く戦うこと
 5 がんばり屋
 6 裏社会の総合大学

第2部 カンパニー

 7 目付け役の元祖
 8 バンク・オブ・アメリカ
 9 新しい人々
 10 狼(ウルフ)の育て方
 11 俺が正解です

第3部 あふれ出たもの

 12 アジトにて
 13 ガルシアのオーガズム
 14 企業のような襲撃部隊
 15 ガブリエル・カルドナの清らかな魂
 16 王国への鍵
 17 次の王者は誰か
 18 仲間
 19 黒い手の兄弟たち
 20 二流貴族
 21 勃起するほどの興奮
 22 多種多様な権力
 23 俺は優秀な兵隊だ!

第4部 予言

 24 最後の晩餐
 25 ヒーローと嘘つき
 26 転機
 27 女々しいやつ
 28 黄昏時

第5部 凍りついた時間

 29 ラレドの伝説
 30 史上最も厄介な戦争
 31 天使などいない
 32 偽善者たち
 33 どこにでもいる報道人

 エピローグ

 情報源について
 訳者あとがき

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[著者] ダン・スレーター(Dan Slater

『ウォール・ストリート・ジャーナル』の元記者で、『ニューヨーク・タイムズ』、『ニューヨーカー』、『ワシントン・ポスト』、『ボストン・グローブ』、『GQ』など、さまざまな雑誌や新聞に寄稿している。本書『ウルフ・ボーイズ』は、出会い系サイトと現代の恋愛について取材したノンフィクションのLove in the Time of Algorithms: What Technology Does to Meeting and Matingに続く二作目。コルゲート大学、ブルックリン・ロースクール出身。ニューイングランド在住。

[訳者] 堀江里美(ほりえ・さとみ

1981年東京生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。訳書に、デイヴ・カリン『コロンバイン銃乱射事件の真実』、リチャード・プライス『黄金の街』、ジェラルド・ニコシアほか『ガールズ・オン・ザ・ロード』、ゼイディ・スミス『美について』、エマ・クライン『ザ・ガールズ』などがある。