わたしたちの英語

-地球市民のコミュニケーション力-

宮武久佳 著

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わたしたちの英語

定価1,650円(本体1,500円)

発売日2018年2月22日

ISBN978-4-7917-7051-9

日本は「コミュ障」に陥っている? 英語時代のコミュニケーションを問う。
英語が下手な国、レストランで挨拶しない国、被爆国なのに核廃絶に消極的な国……。日本はいま、世界のなかで「コミュ障」になっているのではないか? 第一線の通信社記者として英語で記事を書き続けた著者が、世界共通語としての英語と、外国人に開かれた分かりやすい日本語に活路を見出し、日本を「新しい開国」へと誘う。

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【目次】


はじめに

#0 開かれた国へ(本書の概要)
 

《第1部》日本人と英語

#1 日本人は英語が下手か

#2 英語コンプレックスの病理

#3 英語一強という不公平

#4 世界共通語としての英語を

#5 それでも英語を学ぶ意義
 

《第2部》世界の中の日本語

#6 日本語を教えてみると

#7 日本語は閉じた言語

#8 日本語をどうする?
 

《第3部》地球市民としてのコミュ力

#9 日本はコミュ障の国?

#10 「人間関係の近代化」を

#11 I Love Youがない言語

#12 概念が上滑りする


《第4部》地球市民の時代に

#13 知られていない日本

#14 少し自己主張しませんか

#15 日本が存在する意義

 

おわりに

 

[コラム一覧]

コラム①サッカーと英語教師
コラム②日本では日本語を
コラム③尖閣諸島を英語で
コラム④日本語を使っていると戦争に負ける?
コラム⑤おじぎと握手
コラム⑥コンピューターか、コンピュータか?
コラム⑦漢字が書けない!
コラム➇日本映画に字幕を
コラム⑨「おもてなし」に異議あり
コラム⑩漢字文化圏とは
コラム⑪「先生」と呼ばないで
コラム⑫中国で使われる和製漢語
コラム⑬「カズオ・イシグロ」と「イシグロ・カズオ」
コラム⑭和平交渉は女性の手に
コラム⑮オペラには「コミュ障の人」がいっぱい?

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[著者] 宮武久佳(みやたけ・ひさよし

1957年大阪市生まれ。共同通信社(記者・デスク。1984-2009年)、横浜国立大学教授(国際戦略コーディネーターを兼務。2009-12年)を経て、現在、東京理科大学教授(2012年から)。専門は知的財産論、文化資源論、メディア・ジャーナリズム論。米ハーバード大学ニーマンフェロー(Fellow, Nieman Foundation for Journalism at Harvard University. 全額給費客員ジャーナリスト。1995-96年)。
IOC長野オリンピック・ニューズ・エージェンシー(NAONA)「英語、フランス語、日本語編集チーム」デスク(1997-98年)、2002年FIFAワールドカップ日本組織委員会チーフプレスオフィサー(報道部長。2000-02年)などを歴任。
国際基督教大学(ICU)大学院比較文化研究科(美学・芸術学)修士、一橋大学大学院(国際企業戦略研究科・知的財産戦略)修士(経営法)。
著書に『知的財産と創造性』(みすず書房)、『正しいコピペのすすめ――模倣、創造、著作権と私たち』(岩波書店)など。