生命、微動だにせず

-人工知能を凌駕する生命-

郡司ペギオ幸夫 著

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生命、微動だにせず

定価本体2600円+税

発売日2018年1月25日

ISBN978-4-7917-7042-7

「わたし」の根源はどこにあるのか。生命の絶対的な凄みへ――
わたしたちはAIに負けてしまうのか。いや、そんなことはない。人間の認識や意識、記憶のメカニズムをいま一度徹底的に検討し、自由意志、恣意性、創造性の主体だと考えられてきた〈わたし〉を根本的に問いなおす。どんなに計算機が発達しようとも、人工知能が絶対に到達することのできない生命の特異性に迫る。人間科学の最前線!

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【目次】

はじめに
 

第Ⅰ部 認識する〈わたし〉――デジャヴのメカニズム
第Ⅰ部への序 
第1章 シンギュラリティ――微動だにせず 
第2章 純粋過去によって開設されるいま・純粋過去によって開設されるわたし 
第3章 知覚と記憶の接続・脱接続――デジャヴ・逆ベイズ推論 
第4章 存在論的独我論から帰結される「貼り合わされた世界」
第5章 社会の存立構造から時間の存立構造へ 
第6章 原生意識─多様性・外部を糊代とする層

第Ⅱ部 意識する〈わたし〉――脳内他者との出会い
第Ⅱ部への序 
第7章 以前ゾンビだった私が以後クオリアを持ち、またゾンビとなる――意識・身体経験と固定指示性 
第8章 『おそ松くん』と二重の身体
第9章 生命理論の存在様式――トマス・ブラウンの壺葬論
第10章 アナロジーの位相――利口なハンスの知性はどこにあるか 
第11章 アートな一手、または、脳内他者の直観を私の直感とする

 

おわりに 
初出一覧 

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[著者] 郡司ペギオ幸夫(ぐんじ・ぺぎお・ゆきお)

1959年生まれ。東北大学理学部卒業。東北大学大学院理学研究博士後期課程修了(理学博士)。現在、早稲田大学理工学術院表現工学専攻教授。主な著書に『群れは意識をもつ――個の自由と集団の秩序』(PHPサイエンス・ワールド新書)、『生命壱号――おそろしく単純な生命モデル』、『いきものとなまものの哲学』(以上、青土社)など多数。