細胞は会話する

-生命現象の真の理解のために-

丸野内棣 著

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細胞は会話する

定価1,980円(本体1,800円)

発売日2018年1月25日

ISBN978-4-7917-7040-3

「あなたをつくる細胞たちが話し合い、細胞の中の分子たちも話し合う。体の中はとても賑やかです。生きていることを支えているのは、この話し合いなのです。体の中から聞える声に耳を傾けてください。」――中村桂子(生命誌研究館館長)
生命の本質は「自己複製」と、それを支える「コミュニケーション」である。長年にわたり分子細胞生物学の第一線で活躍した著者が、満を持して放つ生命論。分子間、細胞間、組織間、個体間のそれぞれのコミュニケーションに光を当て、既存の生命論を読み換えながら、未だ解明されていない数々の謎の深淵に仮説の橋を架ける!

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【目次】

まえがき

 

第一章 細胞は生命体ユニット

第二章 生命は非生物から生じた

第三章 核をもつ怪物細胞の出現

第四章 動物の世代交代

第五章 個体を超えた生命体

 

あとがき


図版説明
参考文献

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[著者] 丸野内棣(まるのうち・とおる)

1940年東京生まれ。分子細胞生物学者。名古屋大学大学院理学研究博士課程修了(理学博士)。ベルリン自由大学植物生理学研究所、マックス・プランク分子遺伝学研究所、三菱化成生命科学研究所の研究員を歴任し、1985年から2007年まで藤田保健衛生大学総合医科学研究所教授。同大学名誉教授。著書に『縄文杉は何を見たか――花粉と文化の交流』(現代教養文庫、1976ね)、『最新バイオ用語辞典』(共著、講談社、2011年)、訳書に『ミツバチの世界――個を超えた驚きの行動を解く』(J・タツオ著、丸善、2010年)などがある。