定価1,980円(本体1,800円)
発売日2017年12月21日
ISBN978-4-7917-7034-2
“どうしてもうまく伝わらない”をがらりと変える
ゴールデングローブ賞、エミー賞、ピープルズ・チョイス賞、全米監督組合賞を総なめにし、ドラマシリーズ『M*A*S*H』で全米最高視聴率を獲得した、俳優、監督、脚本家のアラン・アルダが、聴衆の、そしてあの人の心を動かす伝え方を語る! ベテラン俳優の経験知と、サイエンス・コミュニケーションの最新知で、「ほんとうに伝わる」方法を科学する。NYタイムズベストセラー!
【目次】
はじめに
第1部 関わり合いがすべてである
第1章 関わり合い―それはケーキそのものだ
第2章 工学部の学生とシアターゲームをする
第3章 コミュニケーションの心と頭
第4章 ミラーエクササイズ
第5章 観察ゲーム
第6章 明瞭に、そして生き生きと
第7章 心を読む――ヘレン・リースとマット・ラーナー
第8章 チーム
第9章 総合リスニングはすでに始まっている
第10章 リスニング―役員室から寝室まで
第11章 医師の共感力を高める
第2部 相手を読む能力を高める
第12章 私は実験室のラット
第13章 ひとりで共感力を高める
第14章 共感の闇
第15章 読み手の心を読む
第16章 炎のチャレンジ
第17章 情動は記憶を強化する
第18章 ストーリーと脳
第19章 共通性
第20章 ジャーゴンと知識の呪い
第21章 日常生活における即興
謝辞
訳者あとがき
索引
[著者] アラン・アルダ(Alan Alda)
1936年、米国・ニューヨーク生まれ。俳優、脚本家、監督であり、テレビドラマ『M*A*S*H』のホークアイ・ピアス役で有名。エミー賞、ピープル・チョイス賞、ゴールデングローブ賞、全米監督組合賞ほかを受賞。現在はサイエンス・コミュニケーターとしても活躍し、テレビ・パーソナリティなども務める。ストーニーブルック大学(ニューヨーク州立大学ストーニーブルック校)のアルダセンター(Alan Alda Center for Communicating Science)の設立を支援した。
[訳者] 高橋洋(たかはし ひろし)
1960年生まれ。同志社大学文学部文化学科卒(哲学及び倫理学専攻)。IT企業勤務を経て翻訳家。S・B・キャロル『セレンゲティ・ルール』、N・ドイジ『脳はいかに治癒をもたらすか』(以上、紀伊國屋書店)、R・クルツバン『だれもが偽善者になる本当の理由』(柏書房)、G・ノルトフ『脳はいかに意識をつくるのか』(白揚社)、M・ベコフ『動物たちの心の科学』、ロブ・ダン『世界からバナナがなくなるまえに』(以上、青土社)など科学系の翻訳書多数。