故旧哀傷

-私が出会った人々-

中村稔 著

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故旧哀傷

定価本体1800円+税

発売日2017年10月25日

ISBN978-4-7917-7019-9

定年を前に自死した若き日の俊才、生涯自己を陶冶し続けた経済学者、名声を博し、あるいは挫折して追放された経営者たち、大文学者の素顔……多彩な友人・知己から十二名の故人を偲び、哀悼と傷心を綴った十二章。

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【目次】
 

萩原雄二郎 御巣鷹山事故により引責辞任した日航元専務の晩年

大西守彦 過重債務のため自死するに至った一高時代の親友の悲運

中村光夫 文学は片手間にできないとの忠告をうけた文学上の師

大岡昇平 徹底的に正確さにこだわる大作家

盛田昭夫 ソニー創業時の辛酸と卓越した先見性

磯輪英一 一般には無名だが業界では世界屈指の企業を築いた経営者

松田耕平 明朗闊達な愛すべき経営者の行動とその挫折

高原紀一 早熟な文学的才能で瞠目させた、波瀾に富んだ旧友

川島廣守 プロ野球コミッショナーと黒い霧事件

安東次男 厳しく狷介だが、心根は優しかった孤高の文学者

武田百合子 少女期の彼女を描いた作品などからみた天性のエッセイスト

日高晋 生涯をかけて人間の垢をそぎ落とした経済学者

後記

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[著者] 中村稔(なかむら みのる)

一九二七年、埼玉県大宮生まれ。詩人・弁護士。一高・東大法学部卒、『世代』同人。一九五〇年、書肆ユリイカから詩集『無言歌』を処女出版。詩集『鵜原抄』(高村光太郎賞・詩部門)、『羽虫の飛ぶ風景』(読売文学賞・詩歌俳句部門)、『浮泛漂蕩』(藤村記念歴程賞)、『言葉について』(現代詩人賞)、伝記『束の間の幻影 銅版画家駒井哲郎の生涯』(読売文学賞・評論伝記部門)、自伝『私の昭和史』(朝日賞、毎日芸術賞、井上靖文化賞)ほか、著書多数。