シュタイネ

多和田葉子 著

  • はてなブックマークに追加
  • LINEでシェア
  • Google+でシェア
シュタイネ

定価本体1600円+税

発売日2017年9月22日

ISBN978-4-7917-7013-7

言葉のアニミズム、ここに極まれり!待望の新詩集
ネアンデルタール人には
鬱になるDNAがなかったらしい
いいじゃん、それも
なのに君は
落ち込む能力を引き受けて
湯上がりしにくい魂
ドゥーシェ、ドゥシァ
ドゥーシェ、ドゥシァ
(「18 ドゥーシェ(シャワーか)」より)

line2.gif

【目次】


1 パピア・コルプ(紙くず籠か)
2 シュティンク・ボーネン(納豆か)
3 チトローネ(檸檬か)
4 ザイフェ(石鹸か)
5 チガレッテ(煙草か)
6 アウグスト(八月か)
7 グリュービルネ(電球か)
8 ジムプトーム(症状か)
9 アイ(卵か)
10 ギースカンネ(如雨露か)
11 ヘルツシュラーク(鼓動か)
12 ダルムシュピーゲルング(腸カメラか)
13 モルゲンゾンネ(朝日か)
14 ツーク(電車か)
15 ツァーンパスタ(歯磨き粉か)
16 ウーバーン(地下鉄か)
17 シェーレ(はさみか)
18 ドゥーシェ(シャワーか)
19 ブリレ(眼鏡か)
20 フリーゲ(蠅か)

 

装画 小沢さかえ
装丁 細野綾子

line2.gif

[著者] 多和田葉子(たわだ・ようこ)

1960年、東京生まれ。早稲田大学文学部卒。82年、ドイツ・ハンブルクへ渡る。ハンブルク大学大学院修士課程修了。チューリッヒ大学大学院博士課程修了。91年「かかとを失くして」の群像新人賞以降、93年「犬婿入り」で芥川賞、2003年『容疑者の夜行列車』で谷崎潤一郎賞、伊藤整文学賞、11年『雪の練習生』で野間文芸賞、13年『雲をつかむ話』で読売文学賞と芸術選奨文部科学大臣賞(文学部門)など多くの受賞歴がある。近著に『献灯使』『百年の散歩』など。日独二ヶ国語で作品を発表しており、1996年にドイツ語での作家活動によりシャミッソー文学賞、2005年にゲーテ・メダル、16年にはドイツで最も権威のある文学賞のひとつクライスト賞を受賞。06年よりベルリン在住。
本書は、06年の本邦初詩集『傘の死体とわたしの妻』以来、約10年ぶりの日本国内での詩集発表となる。