放射能を利用する微生物、火星から来た生物、地下三千メートルに棲む線虫…
気鋭の地質学者が、地下生命の謎を解き明かすために行ったさまざまな命がけの調査を、ユーモアを交えつつ語るサイエンス・ノンフィクションの決定版。

【目次】

まえがき
略号

序　生物はどこまで存在できるか
第一章　トライアシック・パーク
第二章　セロ・ネグロの宝
第三章　バイカー、爆弾、デソメーター
第四章　隕石に微生物
第五章　アフリカの奥底の生命
第六章　水と炭素を探す
第七章　地底旅行者
第八章　何度も中断、一度のまぐれ
第九章　氷の下の生命
第一〇章　地下の線虫
エピローグ
 

付録
訳者あとがき
参考文献
註
索引

［著者］　タリス・オンストット（Tullis Onstott）

地球科学・環境工学者。プリンストン大学教授。地表下微生物学が専門。『タイム』誌選定の「アメリカの影響力ある人物100」の一人。

［訳者］　松浦俊輔（まつうら　しゅんすけ）

翻訳家、名古屋学芸大学非常勤講師。訳書にJ・D・バロウ『数学でわかる100のこと』、S・ウェッブ『広い宇宙に地球人しか見当たらない50の理由』（以上、青土社）ほか多数。