現代思想2017年8月号 特集=「コミュ障」の時代

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現代思想2017年8月号 特集=「コミュ障」の時代

定価1,540円(本体1,400円)

発売日2017年7月27日

ISBN978-4-7917-1349-3

連載●瓦礫(デブリ)の未来●第一回
アララット山 / 磯崎新

連載●科学者の散歩道●第三九回
冷戦時代の量子力学論議――解釈することではなく、変革すること / 佐藤文隆

連載●家族・性・市場●第一三六回
福嶋あき江/虹の会・2――生の現代のために・24 / 立岩真也

 

特集*「コミュ障」の時代

 

◆インタビュー
演劇を教える/学ぶ社会 / 平田オリザ

◆討議Ⅰ
コミュニケーションにおける闇と超越 / 國分功一郎+千葉雅也

◆「コミュ力」はなぜ求められるのか
コミュニケーションを「能力」で問うな / 武田砂鉄

◆〈居場所〉を奪う社会
コミュニケーション社会における、「コミュ障」文化という居場所 / 樫村愛子
情報社会の〈こころ〉――〈社会の外部〉の消失と「コミュ障」 / 大黒岳彦

◆討議Ⅱ
ダイアローグの場をひらく――「コミュ力」偏重社会の分断を超えて / 斎藤 環+信田さよ子+森川すいめい

◆臨床の知
ダイアローグのオープンさをめぐるリフレクティング / 矢原隆行
〈自分の言葉をつかまえる〉とは?――制度分析から見た対話実践 / 山森裕毅

◆討議Ⅲ
発達障害と依存症の仲間が交差するところ――私たちのコミュニケーション方法の開拓と継承 / 綾屋紗月+上岡陽江

◆〈傷〉とコミュニケーション
コミュニカティブなクィア?――李琴峰「独舞」を手掛かりにして / 岩川ありさ
支援/被支援を編みなおす――感染、あるいは厄払い / 菊池美名子

◆〈言葉〉/〈表現〉をつくる
「自己」が生まれる場――「生きづらさ」をめぐる自助活動としての居場所と当事者研究 / 貴戸理恵
表現──「他者」と出会い、「私」と出会うための「創造的な道具」 / アサダワタル

 

研究手帖
リスクモデルからポスト・リスクモデルへ? / 平井秀幸