ユリイカ2017年6月号 特集=最果タヒによる最果タヒ

-『グッドモーニング』『死んでしまう系のぼくらに』『夜空はいつでも最高密度の青色だ』…-

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ユリイカ2017年6月号 特集=最果タヒによる最果タヒ

定価1,540円(本体1,400円)

発売日2017年5月27日

ISBN978-4-7917-0329-6

■私が出会った人々*18
故旧哀傷・高岡久夫 / 中村稔

■シュタイネ*8
ツァーンパスタ 他一篇 / 多和田葉子

■詩
いいものにちがいない / ほしおさなえ
裏山のユさん  / 鈴木一平

 

特集*最果タヒによる最果タヒ――『グッドモーニング』『死んでしまう系のぼくらに』『夜空はいつでも最高密度の青色だ』…

 

■対談――未刊小説の詩
右投げと左投げのキャッチボール / 石黒正数+最果タヒ

■きみへ
ぼくの装置 / 本秀康
最果タヒチ / 西島大介
星か獣になる季節 / 米代恭

■わたしのこと
向き合う鏡の狭間で / 大槻香奈
光放つ言葉と、装丁 / 佐々木俊
降伏論 / 大森靖子

■渋谷
「あいされたい」の行方 / 福間健二
最果タヒはラブストーリーを書いたか――『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』を観て / 栗原裕一郎
時代の空気を掴む / 孫家邦
未知のタイムカプセル / 上坂すみれ

■凡庸の恋人
みじかすぎる / 佐藤雄一
邪魔するなよな / 金原瑞人
「言葉の向こう」に通じる言葉――インタラクティブの視点から見た「詩句ハック」 / 清水幹太
読み飛ばされるかもしれない言葉 / 武田砂鉄
ペインキラーは要らない / さやわか

■対談――ヘッドフォンの詩
平凡、あるいは詩とロックの日常言語 / 志磨遼平(ドレスコーズ)+最果タヒ

■次元の孤独
最果タヒをボードゲームにしてみたら / 河野聡子
空白の料理 私の部屋の配置によって染み込む死への温もりと、花畑を何重にもつみかさねた実験場で見られる新たな系の制作 / 山本浩貴+h

■めざめ
自我は風船か、それとも免疫機構か――最果タヒさんの文章における拒絶 / 千野帽子
優しくて残酷な「作品」への誘い / 高山花子
救済と暴力――最果タヒの言語作用 / 井上法子
最果タヒさんと時代感覚 / 尾久守侑

■きみはかわいい
異物としての言葉――最果タヒの小説の語り / 倉本さおり
最果タヒと「かわいい平凡」の詩学――『星か獣になる季節』における理解不可能性としてのアイドル / 足立伊織

■ようこそ
最果タヒ全単行本解題 / いぬのせなか座

■あとがき
最果タヒによる最果タヒについてのあとがき(2017/5/10まで分) / 最果タヒ

 

■今月の作品
海老名 絢・廣川ちあき・四塚麻衣
選=三角みづ紀

■われ発見せり
ハッピー・バースデイ フロム ソーシャルサイエンス / 富永京子