定価1,540円(本体1,400円)
発売日2017年4月27日
ISBN978-4-7917-1342-4
連載●分解の哲学●第一一回
屑拾いのマリア(4) / 藤原辰史
連載●家族・性・市場●第一三三回
高野岳志 生の現代のために・20 / 立岩真也
特集*障害者――思想と実践
【討議Ⅰ】
「障害者+健常者運動」最前線――あいだをつなぐ「言葉」 / 熊谷晋一郎+杉田俊介
【関係性を編み直す】
地域にもぐりこむ / 八木下浩一(聞き手=齋藤雅哉)
あたりまえに差別を受け、しがらみを編み直す――「権利」・「社会」の文脈に加えて / 山下浩志
我が事・丸ごと、なにするものぞ――障害をめぐる〈運動〉について / 猪瀬浩平
【それぞれの〈地域〉で】
地域で共に生きることを求め続けて / 斎藤縣三
インクルーシブな避難所と水俣学の経験――地域に根ざした学と社会運動 / 花田昌宣
一緒にいることで、生きていく――コミュニティスペース「あゆちゃんち」の〈自立生活〉 / 坂川亜由未+智恵
【〈運動〉の実践】
生活者の視点からみた社会運動とは何か / 湯浅誠
憲法の断層――障害者運動と日本国憲法についての研究ノート / 荒井裕樹
【ジェンダーからみた〈障害〉】
女(わたし)のからだから――SOSHIRENと障害者運動がつないできたもの / 米津知子+大橋由香子
障害のある女性たちとの関わりから / 瀬山紀子
【難病と障害をつなぐ】
難治性疾患をめぐる新しい排除と包摂――ジェネティック・シティズンシップ(遺伝学的市民権)と患者の参画 / 大野更紗
ベンチレーターと共に生きる / 佐藤きみよ
【討議Ⅱ】
不自由な〈表現〉がつなぐもの / 上岡陽江+アサダワタル
【ケアを思考する】
介助者の痛み試論――直接介助の現場から考える / 渡邉琢
【〈表現〉とともに生きる】
大賀という大河。 / 齋藤陽道
ポスト「ろう文化宣言」世代の歩み / 牧原依里
研究手帖 「地理精神分析」へ向けて / 上尾真道