現代思想2017年3月号 特集=社会学の未来

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現代思想2017年3月号 特集=社会学の未来

定価1,540円(本体1,400円)

発売日2017年2月27日

ISBN978-4-7917-1340-0

連載●分解の哲学●第一〇回
屑拾いのマリア(3) / 藤原辰史

連載●家族・性・市場●第一三一回
生の現代のために・19 施設/脱施設/病院/脱病院 / 立岩真也

連載●科学者の散歩道●第三五回
ソ連物理学の光芒――ランダウ─リフシッツ / 佐藤文隆

 

特集*社会学の未来

 

【エッセイ】
コミュニケーションの(不)可能性の条件――沈黙の双子をめぐって / 大澤真幸
海の小麦粉――語りにおける複数の時間 / 岸政彦

【インタビュー】
対話的構築主義との対話――ライフストーリー研究の展望 / 桜井 厚(聞き手=西倉実季)

【社会を素描する】
成り上がりユダヤ人中産階級の自己意識を土台にした社会理論/エスノグラフィー――自らの悲劇に対する冷徹でアイロニカルな社会学的態度という自由 / 天田城介
蟷螂の斧をふりかざす――社会調査における「向真実の時代」への抵抗 / 倉石一郎
分析的/ポスト分析的エスノメソドロジー、あるいは概念分析 / 中村和生
癖の社会学 / 石岡丈昇

【討議】
〈溶解〉する「社会の心」をいかに捉えるか / 吉川徹+浅野智彦

【社会を計測する】
数字を使って何をするのか――計量社会学の行方 / 筒井淳也
世論調査パラダイムの終焉とデータの質重視アプローチの隆盛?――気になる計量社会学の新展開 / 太郎丸博
統計的に因果を推論する――社会学的問題と統計学 / 岩崎学

【社会をイメージする】
他者論のルーマン――経験的学としての社会システム理論 / 北田暁大
〈無知〉の社会学――無知の戦略的利用について / 小松丈晃
「ポスト真実」における社会学理論の可能性――批判理論における理論の機能を手がかりにして / 出口剛司

 

研究手帖 マルクスとヘーゲルのあいだに / 斎藤幸平