定価1,540円(本体1,400円)
発売日2017年2月27日
ISBN978-4-7917-0325-8
❖私が出会った人々*15
故旧哀傷・安東次男 / 中村稔
❖シュタイネ*5
アイ 他一篇 / 多和田葉子
❖詩
たとえばゴジラ 他三篇 / ノラ・ゴムリンガー(訳=松永美穂)
❖第8回倉橋由美子文芸賞発表
クラミーと夏 / 十河和也 選評=伊藤氏貴
特集*草間彌生――わが永遠の魂
❖対談
草間彌生という無尽の湧出 / 與謝野文子+建畠晢
❖草間彌生の永遠
草間彌生の現在――草間彌生と「晩年のスタイル」 / 石田圭子
流転する水玉模様 / 筧菜奈子
草間彌生の思想――ネット・シンキング / 嘉納礼奈
❖草間彌生の愛
彼女は 私の心の天の まぶしい銀河となる」 / 稲賀繁美
わたしの草間彌生 / 丹生谷貴志
蛾の銀粉――草間彌生における生の哲学と轢死 / 村上靖彦
閾に立つ草間彌生――反転する自己様態 / 武田宙也
集中すると同時に拡散する愛――草間彌生という精神の運動 / 柳澤田実
エロスは涙をこぼす / 宮澤由歌
❖インタビュー
悪魔に引きずられて / 篠原有司男(聞き手=編集部)
❖草間彌生の魂
迷宮のなかの光と闇――草間彌生の文学を読む/ 田中千惠子
離人症と宇宙劇――草間彌生の初期小説について / 合田陽祐
❖草間彌生の模様
媒介者の亀裂――前衛の女王・草間彌生というアイコン / 柴田英里
増殖するKUSAMA――草間彌生のパフオーマテイヴイテイ / 竹田恵子
装飾から象徴へ / 田村俊明
❖草間彌生の無限
草間彌生作品解題 / 暮沢剛巳
❖今月の作品
草野青人・村崎友里恵・トオイダイスケ・伊口すみえ・氏家忍
/ 選=三角みづ紀
❖われ発見せり
「作者の顔」が必要とされるとき / 西條玲奈