一緒にいてもスマホ

-SNSとFTF-

シェリー・タークル 著,日暮雅通 訳

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一緒にいてもスマホ

定価2,640円(本体2,400円)

発売日2017年2月25日

ISBN978-4-7917-6969-8

あなたはどこ? あなたはだれ? 待って、何が起きてるの?
急激に広まったスマートフォンは、いつどこででも連絡を取り合える日常を作り出した。その反面、親子、友人、恋人同士の関係性にも大きな変化ももたらしつつある。家庭、学校、職場でいま起きている問題を豊富なインタビューをもとに分析、便利さと引き換えに失ったもの、またそれを取り戻す方法をTEDでも話題の著者が提言する。

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1 会話の効用

   共感の記録

   会話離れ

 

2 ひとつ目の椅子

   孤独 われシェアする、ゆえにわれあり

   内省 われつぶやく、ゆえにわれあり

 

3 二つ目の椅子

   家族 「パパ、グーグルやめて! パパと話がしたいのよ!」

   友情 危機に瀕する共感

   恋愛 あなたはどこ? あなたはだれ? 待って、何が起きてるの?

 

4 三つ目の椅子

   教育 注意力散漫

   仕事 これは会議だろうか?

 

5 この先の進路

   公的な場 機械を通して話していると忘れていくことは何か?

   時の刻む一瞬

 

6 四つ目の椅子?

   忘却の果て 機械に向かって話していると忘れていくことは何


原注
謝辞
訳者あとがき
 

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[著者] シェリー・タークル(Sherry Turkle)

一九四八年ニューヨーク生まれ。ハーバード大学卒。臨床心理学者で、マサチューセッツ工科大学(MIT)科学技術社会論の教授。著書に『インティメイト・マシン——コンピュータに心はあるか』(講談社)、『接続された心——インターネット時代のアイデンティティ』(早川書房)などがある。
 

[訳者] 日暮雅通(ひぐらし まさみち)

一九五四年千葉市生まれ。英米文芸、ノンフィクション翻訳家。訳書はタークル『接続された心』(早川書房)、ラインゴールド『新・思考のための道具』(パーソナルメディア)、マクドナルド『マッキンゼー』(ダイヤモンド社)、アーサー『テクノロジーとイノベーション』(みすず書房)など多数。