定価2,860円(本体2,600円)
発売日2016年12月10日
ISBN978-4-7917-6960-5
失われたベルリンを求めて。
半壊した娯楽の宮殿、停止した工場、崩れかかった病院、無人の軍事施設・・・。廃墟に魅入られたジャーナリストが、ベルリンの様々な場所に点在する廃墟をめぐり、それらにまつわる歴史を紐解く。過去と現在のはざまに浮かんだ、神秘的な世界の面影がいま私たちの目の前に現れる。
【目次】
まえがき
解剖学研究所
グリューナウ社交場
ベーレンクヴェル・ブルワリー
ベーリッツ療養所
ルーダースドルフ化学工場
製氷工場
エリザベト療養所
グリューナウ放送局
ガルバーティタバコ製作所
グラボージー療養所
バーナウ陸軍制服事務局
ホーヘンリューヘン療養所
ホーネッカー・シェルター
イラク大使館
クランプニッツ兵舎
ヒンダラー邸跡
ラガー・コラッレ
オリンピック選手村
ジーメンス線
シュプレーパーク
SSベーカリー
ガソリンスタンド
トイフェルスベルク
フォーゲルサンク
ブンランケンブルク人民警察宿舎
ブッフ森林治療院
ヴァーナーバード
森の町ヴュンスドルフ
[著者] キアラン・ファーヘイ(Ciarán Fahey)
アイルランド出身のジャーナリスト。2008年にベルリンに移住してから、ドイツの首都にちらばる廃墟――見捨てられた場所――に魅了されてきた。それらを撮影した写真とレポートをブログ「ABANDONED BERLIN」(www.abandonedberlin.com)にアップし続けている。このサイトはイギリスのガーディアン紙の「世界で最も素晴らしいシティブログ」にドイツからは唯一選ばれている。