ユリイカ2016年11月号 特集=こうの史代

-『夕凪の街 桜の国』『この世界の片隅に』『ぼおるぺん古事記』から『日の鳥』へ-

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ユリイカ2016年11月号 特集=こうの史代

定価1,430円(本体1,300円)

発売日2016年10月27日

ISBN978-4-7917-0317-3

■私が出会った人々*11
故旧哀傷・米川丹佳子 / 中村稔

■シュタイネ*新連載
パピア・コルプ 他一篇 / 多和田葉子

■詩
イズミ / 橘上

 

特集*こうの史代――『夕凪の街 桜の国』『この世界の片隅に』『ぼおるぺん古事記』から『日の鳥』へ

 

■対談
片隅より愛をこめて / こうの史代×西島大介

■マンガ――こうの史代と私
失われた右手が描く世界 / 近藤ようこ
こうのさんのこと / 谷川史子
山のあなたになほ遠く / おざわゆき

■無数の〈わたし〉のための物語
『漫画アクション』の片隅に 『この世界の片隅に』の居場所 / 細馬宏通
覚え損ねたあのひとの記憶/書き留められた大文字の歴史 / 雑賀恵子
『この世界の片隅に』は「反戦マンガ」か / 紙屋高雪

■こうの史代 単行本未収録短篇
ナルカワの日々

■世界はふたたび色づきだす――映画『この世界の片隅に』
生活への敬意、記録への情熱 / 片渕須直(聞き手=青木俊直 構成=高瀬司)
私たちの右手の行方 / 土居伸彰
アニメ史の中の『この世界の片隅に』 / 藤津亮太
この声の居場所 / のん (聞き手=青木俊直)
のんさんにインタビューしてきました / 青木俊直
Music for all the corners of the world / コトリンゴ

■“傷”の場所/“生”の時間
『長い道』から『夕凪の街 桜の国』へ こうの史代試論 / 檜垣立哉
世界が混線する語り / 中田健太郎
夕凪の街に生まれたけれど / 東直子
こうの史代の言葉について 作中の方言使用を中心に / 吉村和真
原爆文学の系譜における『夕凪の街 桜の国』 / 村上陽子

■こうの史代 鳥エッセイ四コマコレクション
ぷらづま記/たまのを草紙/へるめすの書

■されど、どこにでも宿る愛
鳥を鳴かせずに鳥籠へ こうの史代の鳥 / 藤岡俊博
「日本の夫婦」の不気味さ / 水無田気流
「あー、いいのいいの。わたし好きな人いるから」 / 早川茉莉
行間を描く 『ぼおるぺん古事記』論 / 三浦佑之
手がかりを探しあぐねてわたしたちは雄鶏の姿を探す 『日の鳥』を読む / 木村朗子

■切れぎれのプロフィルから
もう一人の、こうの“先生” 「マンガを描き続けること」と「マンガで食べ続けること」 / 久保直子
終わっている“萌え”の時代と、続く日常について / さやわか
《記録することの力》 雑誌/生活/考現学 / 田中里尚

■資料
こうの史代全単行本解題 / 森下達

 

■今月の作品
神山紗良・草野青人・村崎友里恵・四塚麻衣・呉基禎
選=三角みづ紀

■われ発見せり
ライブアイドル・コミュニティ / 竹田恵子