定価1,430円(本体1,300円)
発売日2016年9月26日
ISBN978-4-7917-0315-9
■私が出会った人々*10
故旧哀傷・平本祐二 / 中村 稔
■記憶の海辺――一つの同時代史*最終回
I・O氏の生活と意見 あるいは当人と夫人のこと / 池内 紀
■詩
愚かなうた / 高橋順子
チャイニーズのためのハロウィーン / 山田亮太
特集*永六輔――上を向いてあるこう
■あの人の声
照れる人 父・六輔の“粋” / 永 麻理
永さんと歩いた道 / ピーコ
永さ~ん!! / 外山惠理
■見上げてごらん……
ラジオを継ぐ / 浜村 淳(聞き手=戸田 学)
大阪の永六輔 / 輪島裕介
作詞家だったことが一度もなかった永六輔 / 佐藤 剛
永六輔が音楽に残したもの / 北中正和
■アルバム
永六輔の思い出帖
■“誰かとどこかで”
長屋のご隠居さん / 毒蝮三太夫
わが青春の永六輔 / 矢崎泰久
そして、みんな居なくなって 昭和ヒトケタ考 / 櫻井 順
ヘンな才人・永六輔 / 森 卓也
■〈放送〉の考現学
“笑い”と放送の息づか 『テレビファソラシド』という集大成 / 加賀美幸子(聞き手=編集部)
アマチュアリズムと放送の民主主義 / 長谷正人
放送文化の民俗学 六輔さすらいの旅、その射程 / 飯田 豊
「放送」と「活字」の「あいだ」 永六輔の「活字コンプレックス」 / 鈴木洋仁
■舌っ足らずのアフォリズム
幻の師匠 その世界 / 高田文夫(聞き手・構成=和田尚久)
永六輔はいつまで放送作家だったか / 和田尚久
ラジオから永さんの声が聞こえてくる / 米光一成
■永六輔そのことば
感性のひと・六輔さん / 矢野誠一
男のおばさん 女のおじさん 私達は句友でした。ありがとうございます / 黒田杏子
永六輔の書いた本 / 武藤康史
芸能の始源を探索した“ふたり” 永六輔と小沢昭一 それぞれの芸能論 / 本山謙二
饒舌な透明人間 ものかきとしての永六輔 / 中川右介
■資料
『2×3が六輔』最終回放送台本 215
■今月の作品
村崎友里恵・川田果弧・草野青人・呉 基禎・氏原えり
選=三角みづ紀
■われ発見せり
クイズ、知識の向こう側に / 田村正資