定価3,520円(本体3,200円)
発売日2016年8月6日
ISBN978-4-7917-6944-5
人間ドラマと歴史ミステリーがおりなす、極上のノンフィクション
黒髭よりも悪名が高く、キャプテン・キッドやジャック・スパロウに輪をかけたような大胆な男――その名はジョセフ・バニスター。カリブ海に沈んだまま、これまで誰も見つけることができなかった彼の海賊船ゴールデン・フリース号の発見にすべてを賭けた二人の男。最新のテクノロジーと不屈の魂で埋もれた歴史の謎を解き明かす。
【目次】
著者ノート
1 他に類を見ない海賊物語
2 バニスターの島
3 こんなことは意味がない
4 とても評判のいいイギリス人
5 年老いた漁師の知恵
6 どこにも行き場がない
7 ジョン・チャタトン
8 その男にふさわしい場所
9 ジョン・マテーラ
10 予言者
11 海賊の黄金時代
12 シュガー・レック
13 ずっと友だちでいよう
14 漂流
15 溺死
16 戦闘
17 別の方法
18 ゴールデン・フリース(金の羊毛)号
エピローグ
謝辞
資料ノート
訳者あとがき
索引
[原題] PIRATE HUNTER
[著者] ロバート・カーソン(Robert Kurson)
1963年生まれ。アメリカの作家・ジャーナリスト。ウィスコンシン大学で哲学の修士号を取得。ハーバード・ロースクール(ハーバード大学の法科大学院)で法律の学位を取ったのち、不動産弁護士となる。その後「シカゴ・サンタイムズ」に入社。『シカゴ』を経て、現在は『エスクァイア』の寄稿編集者。『ローリング・ストーン』『ニューヨーク・タイムズ・マガジン』などに寄稿。著者にベストセラーとなった『Shadow Divers』(邦題『シャドウ・ダイバー』)。『Cashing Through』(邦題『46年目の光』がある。本作は第3作。
[訳者] 森夏樹(もり・なつき)
翻訳家。訳書に、Ch・ウッドワード『廃墟論』、P・ウィルソン『聖なる文字ヒエログリフ』、J・ターク『縄文人は太平洋を渡ったか』、W・クラッセン『ユダの謎解き』、U・ダットリー『数秘術大全』、R・タトロー『バッハの暗号』、S・C・グウィン『史上最強のインディアン コマンチ族の興亡』、M・アダムス『マチュピチュ探検記』、『アトランティスへの旅』、S・ミズン『渇きの考古学』、M・ブランディング『古地図に憑かれた男』(以上、青土社)、T・ジャット『記憶の山荘■私の戦後史』(みすず書房)、Ph・ジャカン『アメリカ・インディアン』(創元社)ほか。