ユリイカ1996年1月臨時増刊号 総特集=荒木経惟

-写真戯作者の55年-

  • はてなブックマークに追加
  • LINEでシェア
  • Google+でシェア
ユリイカ1996年1月臨時増刊号 総特集=荒木経惟

定価1,760円(本体1,600円)

発売日1996年1月

ISBN978-4-7917-0995-3

【写真集(記念の写真を撮りましょうね)
『死現実』 / 荒木経惟
沖縄劇情 / 荒木経惟
臨情荒景―― 平成八百屋お七外伝 : a day in the live / 荒木経惟

【写小説宣言(花が散るとき蝶も死ぬ)
現実は写真を模倣する 二つの沖縄 (写真) / 荒木経惟+伊藤俊治
〈往生〉の物語 / 八角聡仁
死小説 / 小谷真理

【写真の生成(さんざん遊んで転がして)
独身者ダッチョ・アラキの九相機械 フォトグラフの出自をめぐって / 高山宏

【東京写都(夢のパラダイスよ花の東京)
東京の田舎 / 田村隆一
“アラーキズム” の神話 / 桑原甲子雄
東京借景 荒木経惟と桑原甲子雄 / 野村梓
トーキョー・クロニクル 荒木経惟と東京の二〇年 / 高橋直裕
一歩踏み込んで半歩下がる 三ノ輪~吉原~浅草フローティング / 荒木経惟+吉増剛造

【セイキの天才(持って生まれた運命まで)
アラーキー殺害計画の真相 / 森村泰昌
いちばん前の写真 / 荒川洋治
指想家の思想 荒木経惟論 / 佐々木幹郎
切なくて切なくて /斎藤綾子

【伴侶=エロトス反復(あなたと呼べばアナタと応える)
効果的な表現方法 第一回太陽賞 『さっちん』 選評 / 木村伊兵衛
哀しむ目にとって風景とはなにか / 関川夏央
霊猫アラーキー / 鈴村和成

【景色(笛に浮かれて逆立ちすれば)
景色と形式2 「写真」 の写真 / 椹木野衣
「場」 が現象する / 谷川渥
「今」 の静止状態あるいは弁証法的形象 アジェのパリ、アラキの東京 / 高橋順一
逢魔が時の写像 荒木の体臭と眼のアニミズム / 川村邦光
内なるエレジー / 稲葉真弓

【フーゾク(星の流れに身を占って)
1981年の荒木経惟 / 永江朗
七色の虹が / 葵静香

【海を渡る写霊(波の背の背に揺られてゆられて)
写真は情事である / 荒木経惟 [聞き手=ナン・ゴールディン] (訳=八角聡仁)
撮影は殺人である
 / 荒木経惟 [聞き手=ローラント・ハーゲンベルク+ヴァルター・フォーグル] (訳=副島博彦)
アラキの緊縛 / エレーヌ・アズラ (訳=陣野俊史)
謎の男/アラーキー / ガブリエル・ボーレ (訳=岡元麻里恵)
Year of ARAKI / 一色與志子

【写真家に聞きました(あなただけはと信じつつ)
~アラキを待ちながら 【写真家アンケート】
   石内都 市川綾子 大島洋 笠井爾示
   瀬戸山玄 谷野浩行 長島有里枝 宮崎学

【アタシの修行時代(包丁一本晒しに巻いて)
世に出る前 投稿作品・選評集成
 / 写真=荒木のぶよし 選評=田中雅夫(『日本カメラ』 誌)・佐藤成夫(『カメラ毎日』・『アサヒカメラ』 誌)

【資料(花も嵐も踏み越えて)
荒木経惟、自作を語る / 荒木経惟 [聞き手=八角聡仁]
アタシの愛機たち / 荒木経惟
荒木経惟年譜 +日本写真略史 / 編=八角聡仁