ユリイカ1998年6月号 特集=ボサノヴァ

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ユリイカ1998年6月号 特集=ボサノヴァ

定価1,361円(本体1,238円)

発売日1998年6月

ISBN978-4-7917-0031-8

■時の装飾法*3
  暦の時間(上) / 中沢けい

■耳目抄*171
  地方新聞の記事から / 竹西寛子

■ア○ス*3
  ウソと両親 / しりあがり寿

■詩
  声とため息 / 小長谷清美
  森詩 杉山平一に捧ぐ / 江森國友
  秘色 / 園田恵子
  東條英機。 / 田中宏輔

追悼=オクタビオ・パス
  ある詩人の墓碑銘 / 鼓直
  精神圏の巨歩の旅人 パス追悼 / 大岡信

特集*ボサノヴァ  

【「ボサノヴァ」とは何か】
食人習慣 / カエターノ・ヴェローゾ (訳=国安真奈)
歓待(ホスピタリティ)のための音楽 / 清水靖晃+港千尋
少年と呼ばれたギタリスト / 細川周平
ボサノヴァを巡るいくつかの未完の考察 / 大友良英

【ジルベルト/ジョビン】
トムとシナトラ / エレーナ・ジョビン (訳=国安真奈)
ジョビンとボクと、そして・・・・・・ / 上田力
ボサノヴァンギャルド / 松永記代美
ジョアン・ジルベルトとボサノヴァ そのユートピア的な企て / ロレンゾ・マンミ (訳=東明彦)

【ア・ボッサ・ノーヴァ・ノ・ジャパゥン】
ブラジルの風に吹かれて / 宮沢和史 [聞き手=中原仁]
「うた」 をつくることとボサノヴァについて / 高橋裕
ボサノヴァがぼくらの町にやってきた頃 / 伊達政保 [聞き手=東琢磨]
新しい隆起、あるいはこころの翅をのばすとき / 木村立哉

【技術的側面】
ボサノヴァのギター奏法 / 笹子重治

【ボサノヴァへの/からの補助線】
バイーアからの眺め / 旦敬介
そして沈黙をも凌駕するのはジョアンだけだ / 東琢磨
具体主義からトロピカリズモへ その歴史と遺産 / 田所清克+伊藤奈希砂+オズワルド・アンドラデ・ネト
天使の身体(o corpo de anjo) / 福島恵一

【資料】
ボサノヴァ・ディスクガイド30 / 中原仁

 

■ワールド・カルチュア・マップ
[イギリス] 舞台の上での 「めぐりあい」 ヤスミナ・レザ 『思いがけない男』 / 本橋哲也
[イギリス] フェリーニとゴダールの狭間で
         ピーター・グリーナウェイの新作 『81/2の女たち』 をめぐって / 鈴木布美子
[フランス] 郊外の月に遊んだ日々 英仏日で話題の二人組エールをめぐって / 昼間賢
[ドイツ] 砕けた 『グラス』 S.O.A.P.の解散 / 副島博彦
[ラテンアメリカ] 常春の町のK ハビエル・バスコネス 『プラハからの旅人』 / 安藤哲行
[ロシア] みんな何を食べていたのだろう / 鈴木正美
[インド] マサラ映画は最後の秘宝か 『ムトゥ 踊るマハラジャ』 / 丸目蔵人
[台湾] 彷徨うセクシュアリティ フェミニズム小説からレズビアン小説まで / 山口守
[幻想通信――電脳幻影不思議箱] ブリタニカの攻勢 / 大瀧啓裕

■研究=ラテンアメリカの音楽
  黒いペルー / 東琢磨

■今月の作品
  山崎朋代 鷲尾郁 近藤由貴枝 東山一郎 内野りんな あなたひとみ / 選=入沢康夫

■われ発見せり
  シモーヌ・ヴェイユの桜の花 / 冨原眞弓