ユリイカ1999年11月号 特集=ケルアック

-ビートの衝撃-

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ユリイカ1999年11月号 特集=ケルアック

定価1,361円(本体1,238円)

発売日1999年11月

ISBN978-4-7917-0051-6

■トポス/アンチ・トポス*8
  アウトサイダーへと裏返された善男善女インサイダー、お台場‐柴又を彷徨す / 越智道雄

■耳目抄*185
  哀愁の音色 / 竹西寛子

■ア○ス*20
  鳥人間 / しりあがり寿

■詩
  子供の情景Ⅲ / 川崎洋
  アラタウ / 財部鳥子
  街のなかで / 園田恵子
  アナグラム人名図鑑 / 石津ちひろ(文)+宇野亜喜良(絵)
  天使の重力 / 来住野恵子

特集*ケルアック ビートの衝撃

【本邦初訳】
~ジャック・ケルアック ライブラリー~
 [創作]
   ホーム・アット・クリスマス / ジャック・ケルアック (訳=諸岡敏行)
   スリー・ストゥージズ (『コーディの幻想』 より) / ジャック・ケルアック (訳=油本達夫)
   『夢の本』 より / ジャック・ケルアック (訳=中上哲夫)
 [エッセイ]
   至福ビアティフィック : ビート・ジェネレーションの起源 / ジャック・ケルアック (訳=経田佑介)
   回想 : ビート・ジェネレーションの哲学 / ジャック・ケルアック (訳=経田佑介)
   我が後には、大洪水 / ジャック・ケルアック (訳=柳下毅一郎)
 [インタヴュー構成]
   天国の救済へ / ジャック・ケルアック [構成=マイケル・ホワイト] (訳・再構成=経田佑介)

【ID・ケルアック】
ジャック・ケルアックとは何者か? アイデンティティ・クライシスをめぐって / 中上哲夫
「酒場で話をする男たち」 『ケルアックの屈曲した路』 新版への序文 / ティム・ハント (訳=保坂昌光)
ブルース、その他の詩について 『ポウムズ・オール・サイゼズ』 を中心に / 経田佑介

【路上の思想】
『オン・ザ・ロード』 は何故こんなに特別なのだろう? / 佐藤良明
「帝国」 のデソレイション・エンジェルズ、つまりは・・・・・・ / 丹生谷貴志
ブラツク・ビートの路上へ / 平井玄

【移動する文学/伝染する生】
明滅する自己、永遠の喪失 / 藤沢周+城戸朱理
彼らの路は現在へと続いている / 角田光代
風景の現場へ ジャック・ケルアックとロード・ムーヴィー / 畑中佳樹
ビートと女性たち その愛、その献身 / 油本達夫
越境するケルアック あるいは、他者への郷愁 / 舌津智之

【ポエトリー・リーディング・リポート】
「ことばの場所」 を作ろう / 青柳拓次+山崎円城
グリニッチビレッジのハートビート / 角村隆

【資料】
ジャック・ケルアック著作解題 / 中上哲夫+経田佑介+油本達夫
ジャック・ケルアック年譜/書誌 / 編=経田佑介

■ワールド・カルチュア・マップ
[アメリカ] 「真実」 はどこにあるのか ルース・L・オゼキ・インタヴュー / 北村美由姫
[フランス] ストライキ続行! リテラリテをめぐって3 / 彦江智弘
[ドイツ] 女性を主人公とする心地よい犯罪映画
       『私が愛した男たち』 『ロング・ハロー&ショート・グッドバイ』 / 瀬川裕司
[イタリア] 海のパン / 堤康徳
[フィンランド] トーベ・ヤンソンの〈ハル〉 孤独な人びとの島 / 冨原眞弓
[ラテンアメリカ] 氾濫する暴力 ジャルディネッリ 『奈落の底』 / 安藤哲行
[ロシア] あるソヴィエト作家の二〇世紀 オレーシャの 『別れの書』 / 岩本和久
[中国] 二十世紀中国文学ランキング / 山口守
[日本] ヒチコック、トリュフォー、塩田。 塩田明彦 『月光の囁き』 『どこまでもいこう』 / 木村立哉

■塔の眺め*8
  啄木の凌雲閣 / 細馬宏通

■今月の作品
  あなたひとみ 福島未香 うざとなおこ 鈴木博美 融 駒ヶ嶺峰 / 選=入沢康夫

■われ発見せり
  バス・サーフィンUSA / アン・マクナイト