定価1,361円(本体1,238円)
発売日1998年11月
ISBN978-4-7917-1038-6
■私の一宮巡詣記 第2回
東国の重鎮 鹿島・香取 / 大林太良
■歩行と思索
経済をつねにはみ出る不経済 / 岩谷宏
■特別掲載
技術の歴史と経路依存性を考える(下) 理論と歴史の新たな出会いのゆくえ / 松本三和夫
特集=サイエンス・ウォーズ
【討議】
サイエンス・ウォーズ 問いとしての / 村上陽一郎+野家啓一
【サイエンス・ウォーズのテクスト/コンテクスト】
普遍性のバックラッシュ / 金森修
『ソーシアル・テクスト』 事件が明らかにしたこと、しなかったこと
/ アラン・ソーカル (訳=河村一郎)
科学は 「考える道具としてはよい」 / サンドラ・ハーディング (訳・解題=後藤浩子)
知識政治哲学序論 アルキメデスの点から状況具象的客観性へ / 平川秀幸
ソーカル事件をめぐって / エヴリン・フォックス・ケラー (訳=幾島幸子)
【科学者からの応答】
サイエンス・ウォーズを開く / 松野孝一郎 [聞き手=佐々木正人]
サイエンス・ウォーズのアリーナ / 郡司ペギオ‐幸夫 [聞き手=崎山政毅]
【ジェンダーと科学】
ジェンダーの視点からサイエンス・ウォーズを 「読む」 / 川島慶子
ジェンダーと科学をめぐる対話
/ エヴリン・フォックス・ケラー+エリザベッタ・ドニーニ (訳=川島慶子+斎藤憲)
女であること、科学者であること / 団まりな [聞き手・構成=柘植あづみ]
【理性のアンチノミー】
科学的理性のアンチノミー / 河本英夫
相対主義と実在論 / 石黒ひで
【学問論】
思考の自由、あるいは私的思想家について / 澤野雅樹
構造と自由 「サイエンス・ウォーズ」 における責任と主体 / 柿本昭人
■研究手帖
椎茸があおりくらったような帽子 / 堂前雅史