■連載――私の一宮巡詣記　第１２回
　　海を渡る北陸の神々　Ⅱ　気比・若狭　／　大林太良

■歩行と思索
　　村の蒙くらさとカルト培基　／　岩谷宏

■特別掲載
　　セザンヌ　画家のメチエ（承前）　／　前田英樹

特集＝感覚の論理　　

【感覚の論理】
絵画と感覚　／　ジル・ドゥルーズ　（訳＝山縣熙）
夏、感じること　／　宇野邦一
感覚と個体　／　前田英樹

【歴史】
社会現象としての感覚論　ドイツ世紀末から世紀転換期　／　上山安敏
「端緒（Ａｎｆａｎｇ）」 論
　大正・昭和期の文学思想における歴史感覚の創造的錯誤とイデオロギー　／　赤間啓之

【討議】
あらゆる場所に同時にいる　知覚と感覚　／　河本英夫＋佐々木正人

【感覚と暴力】
感覚と暴力　「心身の力学」 へ向けて　／　合田正人
どこにいても安全ではない
　トッド・ヘインズによる健康とリスクの視覚文化　／　ロディ・レイド　（訳＝河村一郎）

【メタモルフォーゼ】
メタモルフォーゼ　日々新たな自己になるために　２　／　河本英夫
物は感受する　生態物理学と生態心理学の対話　／　松野孝一郎　［聞き手＝三嶋博之］
感覚の技‐タクト　／　鈴木晶子

【現象学】
感覚・意味・生命　感覚の現象学の展開　／　新田義弘
理性の他なるもの　カント 『天界の一般自然史と理解』 における物質構成の力動理論
　／　ハルトムート・ベーメ＋ゲルノート・ベーメ　（訳＝弘田陽介　解題＝鈴木晶子＋弘田陽介）
芸術作品の問題　メルロ＝ポンティとハイデガー　／　エリアーヌ・エスクーバス　（訳＝石原陽一郎）

■研究手帖
　　Ｄｅｊａ ｌｕ　（既読感）　／　神崎繁