定価1,361円(本体1,238円)
発売日1999年7月
ISBN978-4-7917-1048-5
■連載――私の一宮巡詣記 第10回
北陸の山の一宮 弥彦と白山 / 大林太良
■歩行と思索
静的容器から動的場所へ コンピュータ像の脱消費者的変革 / 岩谷宏
■特別掲載
シモーヌ・ヴェイユの〈ヴィシー〉 〈根こぎ〉から〈無化〉への道 / 冨原眞弓
特集=スピヴァク サバルタンとは誰か
【討議】
スピヴァクあるいは発話の場のポリティクス / 上村忠男+太田好信+本橋哲也
【インタヴュー】
アポリアを教えること 新世界秩序のなかのサバルタン
/ ガヤトリ・C・スピヴァク [聞き手=鵜飼哲+崎山政毅] (訳=鵜飼哲+馬場智一)
【サバルタン】
得策ではなかった結語? 「サバルタンは語ることができるか」 改訂版への熱いうちの覚え書 / 上村忠男
【テクスト】
サバルタン・トーク / ガヤトリ・C・スピヴァク (訳=吉原ゆかり)
権力/知、再論 / ガヤトリ・C・スピヴァク (訳=高橋明史+師玉真理)
エコー / ガヤトリ・C・スピヴァク (訳=中尾知代)
デリダにおけるマルクスの限界と可能性 / ガヤトリ・C・スピヴァク (訳=長原豊)
【論考】
「帝国主義」 を感知する / 後藤浩子
洗濯屋の長大な換喩的 「リスト」 / 長原豊
『サバルタン・スタディーズ』 の軌跡とスピヴァクの〈介入〉 / 粟屋利江
「経験的なるもの」 の歴史的記述 断章、スピヴァク / 友常勉
■研究手帖
未完と裏切り / 内藤千珠子