現代思想1999年5月号 特集=市民とは誰か

  • はてなブックマークに追加
  • LINEでシェア
  • Google+でシェア
現代思想1999年5月号 特集=市民とは誰か

定価1,361円(本体1,238円)

発売日1999年5月

ISBN978-4-7917-1045-4

■連載――私の一宮巡詣記 第8回
  伊吹・鈴鹿山麓の神々 美濃・伊賀・伊勢 / 大林太良

■歩行と思索
  貨幣が邪魔になる日 距離がなければ稀少性もない / 岩谷宏

特別掲載
  セザンヌ 画家のメチエ / 前田英樹

特集=市民とは誰か  

【市民と人権】
「人権」 と 「市民権」 現代における平等と自由の弁証法 / エティエンヌ・バリバール (訳=大森秀臣)
人権の彼岸 / ジョルジョ・アガンベン (訳=岡田温司)

【参加型市民社会】
ボランティア動員型市民社会論の陥穽 / 中野敏男
〈参加〉への封じ込め ネオリベラリズムと主体化する権力 / 渋谷望

【市民の受容】
日本の社会科学とマックス・ヴェーバー体験 総力戦の記憶を中心に / 山之内靖
「治者」 の苦悩 江藤淳と日本近代 / 佐藤泉

【国家と市民】
「ポリスの論理」 と 「政治の論理」 / 松葉祥一
リベラリズム批判のために リベラリズムの回帰と 「市民社会の衰退」 / 酒井隆史
市民のミスエデュケーション ポスト市民社会におけるエスペランスのために / 水嶋一憲

【構成的市民】
構成的ホームレス 三つのノート / 平井玄
市民? 誰が! / 山の手緑+矢部史郎
支配の空間イデオロギーとしての 「市民社会」 / 豊田正弘

【公共性】
公共性の複数の次元 生の保障/現われ / 斎藤純一
〈・・・・・・ただ、、の人〉・〈・・・・・・ただ、、の場所〉 / 松丸一美

【市民の生】
計算違い、あるいは平等について ランシエール、ベルサーニ、幾何学的同一性 / 田崎英明
ナショナリズムをどうするか? エチエンヌ・バリバールのアイデンティティー/暴力論 / 萱野三平

■研究手帖
  映画、窓と傷 / 河村一郎