定価1,361円(本体1,238+税円)
発売日1999年3月
ISBN978-4-7917-1043-0
■連載――私の一宮巡詣記 第6回
富士をめぐる一宮 駿河・甲斐・伊豆 / 大林太良
■歩行と思索
怖いのは国家規制ではなく人の心の鈍重 / 岩谷宏
■特別掲載
「オフ・リミッツ」 の島 沖縄の 「戦後」 に関するノート / 若林千代
特集=デリダ
【討議】
脱構築――不可能なものの鼓動 / 鵜飼哲+高橋哲哉+増田一夫
【テクスト】
トマス・アスホイヤーとの対話 / ジャック・デリダ (訳=梅木達郎)
現象を救済すること サルヴァトーレ・プーリアのために / ジャック・デリダ (訳=鵜飼哲)
【言語】
最悪の抑圧の一つ、言語の禁止について / ジャック・デリダ+アイサ・ケラティ (訳=吉田晴海)
他者の単一言語使用 / ジャック・デリダ (訳=守中高明)
【アメリカ】
弁解、機械、ランダムネス ポール・ド・マンと読解の倫理 / 宮﨑裕助
〈屑拾い〉の倫理的意味 / ドゥルシラ・コーネル (訳=後藤浩子)
【アポリア】
Décidévénement,du texte / 港道隆
差延するテクノロジーと差延するエコロジー
デリダ 『テレビのエコグラフィー』 を出発点として / 高橋透
【宣言】
国家・無縁・避難都市 / 梅木達郎
【知識人】
来るべき幽霊、或いはデリダとサルトル / 三宅芳夫
来たるべきものへの準備のために 政治、他者、そして知識人 / 櫻本陽一
【序文】
「円環」 と 「深淵」 と不確定な端初 『資本論』 の序文と 「序論」 / 長原豊
【精神分析】
抵抗の思考 デリダと精神分析 / 十川幸司
起源という暴力を記憶せよ 『法の力』 をめぐって / 下河辺美知子
■研究手帖
台湾の脱植民地化と日本 / 小倉虫太郎