現代思想1999年2月号 特集=部落民とは誰か

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現代思想1999年2月号 特集=部落民とは誰か

定価1,361円(本体1,238円)

発売日1999年2月

ISBN978-4-7917-1042-3

■連載――私の一宮巡詣記 第5回
  みちのくの一宮 陸奥と出羽 / 大林太良

■歩行と思索
  アガサ・クリスティと大戦争 / 富山太佳夫
  コミュニケーションが生まれ動きうる距離/空間の生成 / 岩谷宏

特別掲載
  日本国憲法のために 沖縄をテクストとして / 津覇実明

特集=部落民とは誰か  

【部落問題の本質】
部落史の転換 / 渡辺俊雄
「部落史」 の陥穽 「部落問題は歴史に起因する」 のか / 畑中敏之

【解放運動の現在】
二一世紀を目前にして節目をむかえた部落解放運動の現状 / 山下力
部落問題はなぜ終わらないのか / 吉田智弥
反差別・人権問題の現在と / 北口学

【近代部落の生成】
部落問題における婚姻忌避 / 藤野豊
「特殊部落」 認識における構造と主体 / 小林丈広
美作血税一揆と〈差別〉の語り / 友常勉

【インタヴュー】
被差別部落民と在日韓人 社会経済史的視点 / 河明生 [聞き手=友常勉]

【部落問題の境界】
歴史的記憶としての 「水平社宣言」 / 朝治武
部落解放運動の現在 差別-被差別関係の止揚を求めて / 藤田敬一

【大学と差別】
黙説法の政治学 天皇・差別・小説 / 渡部直己

【差別とは何か】
日本における差別史研究の諸問題 / ひろた・まさき
痛みをわかる / 崎山政毅

■研究手帖
  物語の記述 / 飯田祐子